2018-01-19

今週の肉弾パイパニック。

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-眠井ねる「輪姦れ輪姦れオナホ妻」エンジェル出版 ISBN:9784873067926
話△ 抜○ 消小 総合○

ムチムチ爆裂ガールズ&レディースが極悪非道な輩の魔手に掛かり輪姦強姦調教肉奴隷化フルコース短編全9本。貞淑な人妻や凜とした母親が大量の男根をねじこまれキメセクを強要されるうちセックスのことしか考えられないドスケベビッチへと進んで堕ちてゆく凄惨な光景をフルスロットルでお届けのこちらは記念すべき作者ファーストコミックスだ。
どちらかというと高年齢ヒロイン志向の誌面ゆえ青い果実大好きっ漢たる自分はイマイチ手が伸びにくくなるこの版元の看板誌「エンジェル倶楽部」ではあるけれど、それだけに当方の把握してないルートから続々新人発掘をしてくるので研究対象としてはまことに侮れない。この人も新刊予定表でその名を目にするまではまったく知らなかった漫画家で、とりあえず全貌を確認すべくまずはお試し買いしてみた次第である。なお出版社用意の単行本情報からサンプル画像の閲覧や詳細紹介ページへのリンクを参照可能なので、いきなりのジャケ買いが不安な方は先にそちらを見ておくべし。
いかにもエンジェル出版らしいコッテコテのハードコアAVみたいな表紙がお出迎え。さらに帯コピーでは「あの水龍敬もギン勃ち!!!」などと謳われ大御所が強力サポートだ。このエグめの造形とギラギラした彩色をまぶしく見つめながら中身を手繰ると……意外にも出てきたのは思いのほかプレーンかつキュート寄りのタッチ。ググってみるとこの作家は作画/作劇分業の2人組ユニットとのことで、絵を描いているのは女性らしいと知り納得。たしかに男性向けとして構築された絵ヅラではあるもののいくばくかBL/TLっぽい空気が残存していて、その微妙な違和感が独特の雰囲気をかもし出している。全体的にザックリした粗っぽさも同居していてまだ発展途上の印象だけどこれはこれで悪くない。
このワイルドな筆致でもってものされる女性陣はタイトルどおりの奥さま専科……と言いたいところだが、純粋ワイフのほかママンや未亡人など人妻亜種を含み、またJKだの妹ちゃんだの明らかに路線が違う女子もあり。初出を確認するとエンクラのほか一部他社原稿が存在し、それらは人妻シバリなしに描かれている模様。よってドエロいアダルトさんのみで読みたい諸兄は不満を覚えるかも知れないが、10代女子スキーの自分はむしろ熟女専科でなく助かりましてん。むろんお歳の上下を問わず肢体描写の方は爆乳爆尻ダイナミック体型で統一されているので、その意味ではカヴァーイラストで期待した人々を裏切ることはないだろう。
物語の方は掲載誌によらず全編これ凌辱系ハードコアエロスの殿堂だ。加えて大半のお話が1人のヒロインに対し次々に竿が差し出される複数レイプものとなっていて惨劇マシマシ状態。新婚さんが悪辣な罠にかかりダンナ以外の男たちに輪姦されまくりだの未亡人が操を捨て不特定多数の野郎どもの嬲りものになったりだのNTRティックな要素ももれなく装備し陰鬱ダーク路線を邁進だ。また多くの作品で特徴的なのが薬物投下で早々と堕落させては速攻ビッチ化キメセク三昧のスピーディなお話運びで、じっくり転落プロセスを堪能したい方には不向きだが股間の活用的にはむしろこれくらいサクサク展開してくれた方がユースフルかも。
どのページを開いても大量の駄肉が横溢しえげつない性器結合部ドアップのコマから次々と液汁があふれ出す派手派手しいエロシーンはたいそう扇情的。1本あたり20-24ページの平均的な分量ながら日常パートを最小限に絞り濡れ場へリソースを振る親切設計で使い心地は快適だ。なん本ものシャフトが穴という穴に差しこまれ滝のごとくザーメンがあふれかえる肉食獣さながらの交合それ自体もエグいが、随所にはさまれるSMティックな責めだの屈辱的なプレイを強要する場面だの、女子の人権を容赦なく蹂躙してゆくさまが読み手の内なる邪悪な嗜虐心を満たしてくれる。女子サイドも腹パンされ無理やり巨根をお口にねじこまれては愉悦の声を発するドMぞろいで、彼女らが苦悶なのか歓喜なのかわからない雄叫びを恥も外聞もなくぶちまけながらイキ狂う光景がエンドレスで過剰供給されるのだ。
愛する良人との幸福な生活はある日一変し、無遠慮な欲望の視線にまみれながら続々と怒張を差し出されそれを強引にくわえこまされる。幾人もの白濁に顔を汚されたのちも休息など許されず、こんどは夫以外に許したことのない蜜壷へ多数のシャフトを迎え入れるハメになるのだ。容赦なく内奥をこじ開けられなん度となく白濁を子宮の奥へ叩きつけられるうちいつしかなけなしの理性は崩壊し、だらしないアヘ顔さらしながら射精されるたび獣のごとく咆吼する1匹のメスイヌへと姿を変える。身体中の洞穴へ男根のみならずオモチャや淫具までねじこまれ白痴じみた表情でバタバタ全身を打ち震わせ幼児のごとくうわごとをつぶやくに至り人格崩壊ミッションは完遂。
繊細さだの叙情性だのそんなものとはまったく無縁なストロングエロスの応酬が脳髄を駆けめぐるアッパー系の薬物めいた輪姦強姦暗黒絵巻の誕生だ。物語はテンプレめいた性急な進行だし作画は随所にデッサンのあやしい部分があってと弱点も目につくものの、ゴリ押しもいとわない剛毅な凌辱調教パワーピッチが読者の勃起中枢をわしづかみにする。この得体の知れない迫力を殺ぐことなく絵も話も洗練されてゆけば今後が楽しみ。作品タイトルでは人妻推しだけど前述したように若い娘の方が好みな自分としては、身体にダメージを受けることに興奮する妹に対し兄が拳をふるい首を絞めながらガツガツとハードセックスの「腹パン兄妹恋物語」が私的フェイヴァリット物件。

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