2017-10-11

本日のアングラ・クイーン。

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-巴天舞「学校の拘束」コアマガジン ISBN:9784866531021
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

ようやく男女の関係になった幼なじみ女子の不審な様子が気になった主人公は視聴覚室のデータサーバで衝撃の事実を知り……連作2本+独立短編8本。無垢な少女が純潔を汚され容赦なく犯され続けるうち抗しがたい快楽に耽溺したちまちメスの貌をさらけ出す壮絶な情景を読者の脳裡めがけ無差別爆撃の作者最新刊は通算11冊めにしてマークつき物件としての9th、そして当社からの第6弾コミックスだ。
この作家の存在を知ったのは今世紀に入ってまもなくのことで、そのころからずっと活動を続けているのだからすでにヴェテランの部類。しかしながら近年は急に執筆頻度が下がり、芳文社より2012年に上梓されたマークなし前単行本「甘えてエロして恋をして」から本作刊行までじつに5年もの長きにわたるインターヴァルが空いてしまった。なお黄色い楕円仕様作品集としては同じコアから2011年に刊行の前々作「Sandwich Sisters」以来。
大まかにはアニメ/ゲーム系の絵柄に分類されると思うがその描線は独特で、ロットリングに強烈な筆圧をかけて無理やり強弱を出したみたいな鋭利で硬質なタッチが特徴的だ。また基本的なラインは維持しつつキャラの顔立ちや線の太さなどひんぱんに絵柄のマイナーチェンジを行う人でもあり、それは初出が2009-17年と非常にスパンの長い今作収録物件を見れば一目瞭然。とはいえこの新刊でメインとなるのは2010年代前半あたりの「漫画ばんがいち」掲載分で、そのあたりが執筆頻度も高く筆致も安定。なお当版元提供の単行本情報ページで既刊を含めサンプル画像がおがめるので、巴天舞に関する予備知識を持たない方はまずそちらのチェックを。
キャリア初期はロウティーン貧乳っ娘、中盤は巨乳大人キャラと登場ヒロインは変遷を遂げてきたけども、ゼロ年代末あたりからはハイティーン制服女子中心に。ささやかなのからご立派なのまでバストサイズも多彩にいろんなタイプの女の子を提供してくれる。リアル系というよりは少々人工的なプロポーションのいかにも2次元的な造形ながら、すっかり実写では抜けなくなった自分には巴天舞謹製のやたらと締まったお腰でいながらお尻はプリッと出た体躯こそが股間にグッとくるのだ。
そんな彼女らが乗っかるストーリーは昔なら問答無用の凌辱調教イジメプレイ、近年は姉弟や兄妹中心の甘々和姦と対照的なテイストのブツを供給。でもってこの新刊はどうかというと、その両方がぶちこまれたごった煮の構成となっている。ただ分量的にはダークサイド多めでありNTR成分も随所に添加されているので、2010年代に入ってからの巴天舞作品ばかりを読みつけてきた人にはショックがデカいかも。個人的には初期単行本に典型的なスクールカースト転落女子レイプ薬物MCキメセク絨毯爆撃系の漫画を大量摂取してきたので、手触りの近いオハナシがズラリと首をそろえた光景を前に「おおついに先祖返りを……」と感慨にふけってしまった。そうかと思えば昨今おなじみの近親イチャラヴも美味しくいただいたりで、とにかく振り幅の激しい作品集であることを頭に入れたうえで購入可否を検討されたし。
物語はかくも多彩であるものの、和姦/凌辱問わず滑らかな体躯をハードに活用しゴリゴリ膣内射精されまくりのナイスな濡れ場は共通。1本あたり18-20ページのややタイトな容量ながら扇情的なアングルの多用と少女らの絶品イキ顔百面相との相乗効果により業界水準以上の使い心地を確保。とりわけ多くのお話でナマ中田氏複数ラウンド制なのがうれしい。タイマンラヴから3Pに集団エロスとファック態勢もいろいろで、キュートなおにゃのこ連中が覚えたての――作品によって自然にうながされるか強引に開花させられたかは異なるものの――快感に肢体をよじらせ幾度となく白濁液を注がれながら絶頂の艶姿をたっぷりとお届け。
スレンダーな妹の肢体も盛りのよい同級生のボディもベッドに横たえればどちらも最大限の性能を発揮。濃密な口づけに表情をとろけさせる娘あり執拗な薬物投与でA10細胞を活性化させられる少女あり、いずれも暴れん棒を迎え撃つ前に早くも発情モード。肉ヒダをかきわけ土手高まんこのその奥へ屹立したシャフトをねじこみ性器どうしの真剣勝負を開始する。激しくストロークを刻むたび粘膜をキュッと収縮させながら瞳をうるませ随喜の涙を流してはイキ狂うヒロインズの痴態にいっそう興奮。法悦の態で全身を未曾有の快楽に打ち震わせる彼女の子宮いっぱいに2度3度4度とザーメンの奔流をお見舞いだ。
作劇の一部は原点回帰を果たしつつも10代女子中心のヒロイン構成は近年の路線を踏襲し、そしてドエロいビラビラの奥深くへ連続膣内射精のワンダフルなエロシーンは不変と、ハイパフォーマンスな抜きツールとしての存在感は健在。最新の執筆作がややヌルめな仕上がりだったのは気になったけど、巻末著者あとがきによると直近まで体調不良だったとのことで、このあたりは徐々に往年の勘を取り戻してもらえれば。このたび収録のお話たちのなかでは、主人公の幼なじみにして現恋人および彼をひそかに慕っていた同級生女子それぞれの壮絶な輪姦劇を冷徹に描き出す「グルーミー グルーミー」/「ディズモー」連作と、こちらは一転ポップな雰囲気で可愛らしいクラス委員長とのタナボタエロスを展開の「サマージャンボ」がひときわナイスでござ候。

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