2017-09-28

今宵の三里塚闘争。

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-成田コウ「おじさんといっしょ」茜新社 ISBN:9784863496590
話○ 抜○ 消小 総合○

制服の下に息づく育ち盛りジューシィボディを美味しくいただき短編全9本。むせかえるようなバカップルラヴから凄惨な人格蹂躙劇までヴァラエティに富んだJKたちのはしたなさすぎる痴態をたっぷりとお届けする作者最新刊は抜き物件としての通算3冊めにして本レーベル発のガチ成年指定作品集としてのファーストコミックスだ。
まことに失礼ながらつい最近までこの作家についてはなんの知識もなかった俺。というのも従来はweb配信の媒体を中心に活動していたようで、実際マークなしで出た既刊2冊はケータイサイト掲載作品をまとめたもの。自分は電子書籍の世界にはまったく暗いものだからそのままだと永遠に成田コウとの縁はなかったかも知れないのだが、当出版社の女子高生専門誌「コミック高」に初掲載されたものと某ブラウザゲーに登場するサイドテール正規空母さんの薄い本をほぼ同時に目撃し以後たちまちそのナイスな作風のとりことなった。それからは商業/同人とも極力チェックをおこたらないようになり、必然的に茜新社からの初単行本となるこの新刊も速攻ゲットですよ。
ギャルギャルしい制服っ娘が諸肌脱ぎおっぱいまる出しでバックからハメられつつピースマークの非常にキャッチーな表紙がお出迎え。オーソドックスなアニメ/ゲーム系の範疇に属するその絵柄は細めながら迷いのないクッキリした描線と全体的にまるっこい輪郭の造形が印象的だ。残念ながら単行本のどこにも初出明記がないが、作者サイトの仕事履歴を参照しつつ中身と見比べると2015-17年にかけてのコミック高掲載分を時系列シャッフルで収録している模様。今年に入ってからの作品はそれまでのほっそりした造形から女の子の顔の丸みがグッと増しているのでそれにより執筆時期の新旧が判別可能だ。とはいえ端整かつ華やかな雰囲気は昔もいまも共通しておりクオリティは折り紙つき。
掲載誌の題材シバリにより、必然的に登場するのは制服姿のハイティーン専科。純真無垢なのありビッチなのあり、底抜けに明るい娘から心に闇を抱えた少女まで、年齢レンジが極度に狭いのをおぎなうかのようにキャラメイクはじつに多彩。ボディデザインの方はあどけないフェイスに基本巨乳寄りで共通させつつも、顔立ちから髪型に性格づけまで1人ひとり細やかに差異を設けて全員の区別がつくようキッチリ描き分ける匠の技が光る。
ストーリー展開の方も女の子の造形に負けず劣らずヴァリエイション豊か。多数派となるのは女子高生ヒロインvs同級生または年上彼氏との甘口ラヴコメなのだが、タイマンエロスだからといってイチャラヴに専念するのでなくときに強要系のエグいのを描いてみせたり、それ以外に多人数ファックでも明暗両タイプのを用意しそれぞれウェルメイドに仕立てあげてとあらゆる趣向の物語を器用にくり広げられる万能型の人。単行本数冊の浅いキャリアとは思えない達者なお話運びを見るに、同人経験がやたらと豊富か、もしくは他のジャンルですでに実績のある作家の別名義なのではと疑ってみたり。
とまあ作劇もナイスなのだが、自分が成田コウにもっとも強く惹かれたのはそのスペクタクルなエロシーン。1本あたり20-22ページのとくに潤沢とも言えない分量ながら、女子高生特有のムチムチ弾む肢体を画面狭しと躍動させ愛らしい笑顔を淫乱メスイヌそのものの表情へ変貌させながら子宮口の奥まで見せつけ膣内射精され放題のすばらしき光景を惜しみなく提供してくれる。とりわけこの人の濡れ場においてマーヴェラスなのがちんことまんこが互いにガッチリ噛み合うさまが詳細に描写される性器結合断面図で、肉ヒダの強烈な締めつけに辛抱たまらずドプドプ射精するのにシンクロして読んでるこっちもオタマジャクシ放出ですよ。
合意だろうと強要だろうと、ひとたび性の悦びを知ってしまった少女はたぎる怒張を前に身体を反応させ下腹部を濡らす。そこだけはすでに大人同然のたわわな双丘をむき出しにして男の愛撫にゆだねるうちいつしかほおは紅潮し甘い吐息をもらしながらこれからはじまる肉欲の宴を思い身震いするのだ。たゆたゆボディをくまなくまさぐられすっかり準備万端の蜜壷へ暴れん棒を迎え入れて性器どうしの真剣勝負をスタート。粘膜をかき分け内奥を貫くたび一人前のオンナさながらの咆吼を発しダラダラヨダレたれ流しながら未曾有の快感にイキ狂うさまが扇情的でたまらない。いよいよ感極まって執拗に中田氏を懇願する彼女の願いどおり、JKまんこの最深部めがけ白くねばつく飛沫を怒濤のごとく叩きつけフィニッシュ。
商業初登場から数年と経験の蓄積はそう多くないはずなのに、滑らかでスキのない作画に硬軟自由自在の作劇とヴェテランもかくやの充実ぶりがすばらしい。可能ならばコミック高のみならずヒロインの年齢層もプレイの趣向もより制約の少ない他の媒体でも存分にその辣腕を発揮していただきたいもの。収録作いずれもマイサンがお世話になりまくりだったが、ふとしたことから隣人JKとお近づきになったリーマン主人公が彼女の有無を言わさぬ猛攻に無条件降伏の「決め打ち・おとなりさん」が抜き的に、どこか訳ありな男子女子の刹那的なファックを展開しつつ終盤で思わぬ仕掛けを明かす「人前ではお行儀よく」がストーリー的に、それぞれお気に入り作品。

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