2017-06-25

今宵の狼群団。

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-木村寧都「Wet lips」ヒット出版社 ISBN:9784894657267
話○ 抜○ 消小 総合○

たゆたゆバスト&ぷっくりまんこのグラマラス・ビューティたちがド迫力ボディをフル活用しイキまくり射精されまくり短編全8本。ステディな男子に抱かれ艶めく肢体をしとどに濡らしながら大量の液汁にまみれはしたなく絶頂するヒロインズの痴態をお腹いっぱい堪能の作者最新刊は通算3冊めにして本レーベルからの第2弾コミックスだ。
現在活躍中の媒体がともに自分の定期購読誌であることから、この作家のキャリアのわりと早いうちから作品を見させてもらっている。最初から完全無欠の完成品ではなく当初は明確な弱点をいくつか抱えていたのだけど、それらを着々と克服する一方で長所を順調に伸ばし魅力をアップさせてと、エロ漫画家として理想的な成長曲線を描いている人。弾みがつけば新刊が出るのもすみやかで、昨年末にキルタイムコミュニケーションより刊行の前単行本「のんひゅーまんらいふ」から半年弱と比較的早いサイクルでの再会だ。なお当社物件としては著者デビュー作でもある2014年発売の「Love Juice Fountain」以来約3年ぶりのお目見え。
つきたてのお餅みたいに柔らかそうな2つの双丘をドドーンと提示した非常に訴求力の高いカヴァーイラストで早くもツカミはOK。オーソドックスなアニメ/ゲーム系の絵柄を基調にきらびやかな雰囲気を附加したタッチがぼくらをとりこにする。収録作すべて2014年末から直近にかけての「COMIC阿呍」掲載の物件と最新のプロダクトがそろい、昔の作品には感じられたデッサンの崩れや描線のおぼつかなさもすっかり解消されてクオリティは高値安定。昨今の例にもれず出版社提供の新刊情報および作者公式ブログ内の発売告知記事から収録作一覧やサンプル画像が参照できるので、ジャケ買いに不安を覚える方はまずそちらを確認したのち購入可否を判断するのがベター。
この滑らかな筆致から生み出されるヒロイン連中はハイティーン附近を中心に上方向数名をプラスの食べごろ世代。KTCから出た前作がnot人類メインだったのに対しこちらはヒットで刊行の処女単行本同様に全員ヒューマンの一般的な構成だ。以前ちょっとだけ登場させていたぺたっ娘が完全に淘汰され、木村寧都お得意の美味そうなおわん型ビッグバストを前面に押し出した発育のたいそうよろしい女子勢ぞろいとなっておっぱい星人は歓喜雀躍ですね。あと人妻や未亡人などアダルトさんが参戦したのも従来との相違点だけど、個人的にはこの作家の描く10代女子が大好物なのでそこはちょいと複雑な気分。
全編読み切りのストーリーパートについては普遍的なラヴコメ基調のハートフルな恋愛模様を主軸に据えつつも、ときおり人妻NTRやヤンデレ未亡人などほんのりブラックな風味をブレンドして読者の弛緩した脳みそをシャキッとさせてくれる。男女のカップリングは以前から姉や妹など近親多めなところへ実娘だの従妹だの伯母だの親族のヴァリエイションが広がってさらに血縁エロスが充実してきた(まあ赤の他人同士も1組おりますが)。基本的には明朗快活イチャラヴ主体で前述のダーク系も極端に後味を悪くするものではないので全編通じての読後感は良好であり、ワン・アイディアを無理なく展開しスムーズに結末へつなげる軽妙洒脱なお話運びを美味しく摂取。
濡れ場の方は1本あたり24ページ固定の必要充分なヴォリュームのなかでじっくりねっとり睦みあう2人の交合を展開し読者の自慰表明を力強くアシスト。とりわけ木村寧都謹製の重量感にあふれたド迫力バストを最大限に強調し美しさをよりきわ立たせる扇情的なアングルの多用が実用性アップに貢献。ファックそれ自体は特殊な器具だの奇抜な趣向だのがあるわけではないけども、おっぱいのみならず全身を分泌物まみれにしながら紅潮したイキ顔をさらけ出し淫語マシンガン連射する女子どものはしたなさすぎる痴態が読み手の勃起中枢を効果的に励起せしめるのだ。
DNAどうしが引き合う同胞(はらから)の心地よさに耽溺し2人抱き合って生まれたままの姿で褥に横たわる。ヒロインみずから積極的に股間へしゃぶりつき愛おしげにシャフトを舐めあげるハードなご奉仕に辛抱たまらず第1ちんこ汁を発射。彼女らの特大の鏡もちを揉みしだき先端から屹立したニップルをいらい倒したのち下腹部へ手を伸ばせばそこはもう準備万端。ゆっくりと暴れん棒を侵入させながら蜜壷のいちばん深い部分に亀頭を到達させ粘膜どうしのハードな摩擦運動を開始だ。内奥をゴリゴリ突き上げるたび瞳をうるませ陶酔しきった表情でイクイク連呼のおにゃのこ連中の艶姿にいっそうエレクチオン。もはや彼氏彼女どちらが噴き出しているのかわからない大量の液汁でビショビショになりながらもっちり爆乳をブリブリ揺らしド派手によがり狂う彼女らの子袋めがけて熱い白濁の奔流を怒濤のごとくお見舞いしフィニッシュ。
前作あたりから作画/作劇とも目に見えて安定感が増してきていて、読者の夜のお供としていかなるときにもたしかなパフォーマンスを発揮してくれる鉄板抜き物件。とりわけ作画品質やエロシーンの演出技法は初期と比べハッキリ洗練されてきているのがわかり、「継続は力なり」のよい見本だ。人外っ娘ファンタシーエロ一直線のKTCおよび地に足のついた現代日本舞台ラヴコメ専科のヒット出版社という対照的な2社のお仕事をこなしているのも作風の幅を拡げるのに貢献していると思うので、今後とも複数の媒体で描き続けてもらいたいもの。このたび収録の物語たちのなかでは、体重を気にし出した食っちゃ寝無気力お姉ちゃんが一発念起でセックスダイエットに挑戦し弟ちんこでイキまくり「Let's sexercise」と、明朗快活褐色巨乳妹ちゃんと雨空の下でもおうちへ帰っても近親ストロングファック三昧の「のー・Bro.でいず」が最愛。

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