2016-09-29

本年度の記念セール。

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-なるさわ景「亡国魔王の星彦くん」ヒット出版社 ISBN:9784894657069
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

冴えないボンクラ高校生の主人公はある日突然異世界からの刺客に襲われたことから魔王の頭領として覚醒し周囲の女たちへ容赦なく種つけ三昧表題作長編8話&巻末おまけエピソード。問答無用射精断面絨毯爆撃で業界に君臨する作者初の本格ファンタシー大作は通算9冊めにして当レーベルでの4thコミックスだ。
この作家がくり出す壮絶なまでの中田氏フルスロットルの魅力に取りつかれた自分は彼のキャリア初期からその足跡を追い続け常にその動向に注目している。デビューから処女作発売までは意外と時間がかかったものの以後のリリースは順調そのもので、おおむね年イチ以上のペースを維持。そんなわけで当ブログ選定の2015年ベスト企画で堂々第6位の前単行本「夏の夕暮れ小道」(茜新社刊)から1年少々経過しての新作お披露目であり、この出版社からの作品集としては同じく昨春刊行の「はげませっ!エッチアガール」以来となる。なおこの人の単行本は出版社を問わず帯にいつもド直球すぎる惹句が添えられるのだが、今回のそれは「抜ける断面射精のNO.1!!」とまたしても身もフタもないですね!
明るく健康的な少年漫画系のタッチを出発点に、昨今では作画全般のコッテリ感が増していかにもエロ漫画そのもののテイストを徐々に附加。今回は現在の活動本拠地のひとつである「COMIC阿呍」誌上で2015-16年にかけ連載の直近物件ばかりゆえクオリティも高値安定。もはやこのクラスのヴェテランで表紙と中身の乖離などほとんどないけれども、念のため版元公式サイト内の新刊情報で内容見本を事前チェックしておくのもよかろう。
これまでにもオムニバス連作や数話構成の長尺ものは折につけ描いてきたけれど、1冊まるごとの大作シリーズはこの本がはじめて。しかもふだん手がける現代日本舞台のではない、いまとなっては比較的めずらしい多元世界ファンタシーエロという新機軸である。自分は同人の二次創作でいくつかその手の作品を題材に選んでいるのを読んだことがあるのでまったくなじみがないわけではないけれど、雑誌連載を見ずにいきなり単行本でこのオハナシに遭遇した方はビックリすること必至。
平凡な高校生・楠星彦(くすのきほしひこ)が寝坊しあわてて家を出るところからこの波瀾万丈の物語はスタートする。なにかと世話を焼く隣家の双子姉妹・宮守玲美/百合恵(みやもりれみい/ゆりえ)とともに登校した彼は転校生と名乗る少女・柳井李鮴(やないりごりー)になつかれるのだが……と、のっけから魅力的な女の子が周囲にドカドカ。そんな星彦に突如として李鮴が刃を向け急所を貫く! 瀕死の星彦に対し彼が悪魔の種族オーグルの皇帝後継者であり、それに対立する天使の種族アンジュの暗殺者であることを李鮴=リゴリーは明かし、ストーリーの基本設定がここで読者に提示される仕掛け。もっともリゴリーはたちまち返り討ちとなり覚醒した星彦のちんこパワーですっかり快楽堕ち、以後は次から次へとアンジュの刺客を手籠めにしついには護衛役のオーグルたる宮守姉妹や彼女らの母まで毒牙にかかり……と続々女子連中をモノにするわけですよ。途中からは完全に悪の化身として暴走し手当たり次第に女を犯す星彦を押しとどめる手段はあるのか!? というところで以降の顛末は実際に君の目で。
要するに今回は♂1×♀多数のハーレムエロスを展開するがためのファンタシー設定であり(星彦と関係しない娘もわずかに存在するのだけど)、濡れ場はおにゃのこ各個撃破の序盤からまんこ総勢前進陳列の後半部へ至り全員に子種を撃ちこんでめでたくボテ腹エンド。貧乳っ娘からビッグバストさんまで、青い果実あり熟しすぎのママンありと多彩なヒロインズの膣内へ容赦なく怒張をねじこみ子袋いっぱいに2度3度4度と受胎確実の孕み汁を延々ぶちまけるのだ。なるさわ景特有のねっとりした科白まわしをバックに従えつつ、射精の前駆から放出の瞬間、精液が子宮に浸潤してゆき完全に打ち止めたのちの余韻に至るまでの一部始終を詳細中継。
出てくる女子みな強大な力で褥に押しつけられ強引に下腹部を押し広げられて暴れん棒の侵入を許してしまう。執拗に腰を突き上げられ内奥を責め立てられて心ならずも膣内を締めつけグラインドに追随しながら甘い吐息をもらしトロトロのイキ顔を見せつける彼女らの痴態がたまらなく淫猥だ。いつの間にか自分から両足を巻きつけキツく抱きついてはしきりに膣内射精を懇願する彼女らのご要望どおり大量のザーメンを孕み袋いっぱいにリリース。とびきりの衝撃に全身を打ち震わせるヒロインズの陶酔しきった表情を見やりつつさらに2回3回と連続で精液を子宮の奥底へ叩きつけ、そのたび至上の快楽に身もだえし幾度となくイキ狂う女たちはやがて行為の成果を実感することとなるのだ。
そんなわけでもはや恒例となった連続膣内射精断面の大バーゲンに今回も我が砲身は無条件降伏。ハーレムものより1on1の方が明確にちんこ勃つ自分でさえこの人のくり出す壮絶なまでの中田氏フルバーストにはシャッポを脱がざるを得ない。とはいえラストの全員集合プレイがまんこおあずけだったのと個人的にはグッと来ない男の娘要素の投入などで既刊よりはほんのわずか抜き評価をマイナスした。いずれにせよ2016年現在のエロ漫画シーンにあって実用度では最右翼に位置する作家のひとりであることは間違いないので、とにかく速攻ちんこをしごきたいんだ!というニーズにはうってつけの1冊。あまた出演のヒロイン連中のなかでは、双子姉妹のママからすっかりひとりのオンナへと還り豊満バストを揺らしながら若者ザーメンの洗礼を受け絶頂のエレのオールさんと、唯一星彦の魔の手をまぬがれ別の男とのラヴラヴっぷりを独立エピで披露の暗殺部隊リーダー・ニーヤさんがえがったですな。

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