2016-06-19

今宵の世俗主義。

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-はらざきたくま「巫女的恋愛ノススメ」ヒット出版社 ISBN:9784894656963
話○ 抜○-△ 消小 総合○

キュートでときに淫靡な巫女たちによりつむがれる熱く激しく甘美な欲望の饗宴オムニバス9本+前々単行本発売宣伝ショート漫画。清楚な装束に身を包んだ少女らがはしたなく乱れすべての穴に怒張をねじこまれては大量の白濁を注がれ絶頂のスペクタクルな光景をオーセンティック・ジャパニーズ・テイストに乗っけお送りの作者最新刊は2016年度初コミックスだ。
この人の漫画を最初に見たのはこの出版社が90年代なかばあたりに出していた単行本形式のアンソロジー本だったと思うが、その後ほどなく創刊した「COMIC阿呍」で主力として活躍していたころはたまのスポット買いで基本お付き合いがなく、だいぶ経って自分が同誌を定期購読しはじめた時期には彼の方がライトエロの世界へ転身していて以来ずっと無縁。それが最近になって再度阿呍でお目にかかるようになり、いまだ評価の俎上に載せたことのなかったこの作家の作品に満を持してチャレンジしてみた次第だ。なお昨今よくあるように版元から内容サンプル付属の単行本情報ページが提供されており、はらざきたくま未体験の方は先にこちらを参照すべし。
あえて抑揚を押さえこんだ非常にシャープな線を用い必要最小限の情報量で巧みに描かれるアーティスティックな作画というのが、この作家に対しキャリアの初期から現在までずっと変わらず抱いている印象。およそ泥くささのカケラもない清新な筆致は同時にどこか近寄りがたく人工的な雰囲気をもまとっていて昔は苦手だった。それが久々に阿呍誌上で再会したときはソリッドな描線はそのままに現代エロ漫画らしいお肌の適度なシズル感や女の子の高揚した表情の昂ぶりなども感じさせるものへと変化していて、つまるところ俺もはらざきたくま漫画でちんこをしごけるようになったのだよ!
この滑らかなお筆先より生み出される女性陣は年のころハイティーン~20代前半あたりの食べごろ世代。とくに今作は学園舞台のお話が多く必然的に女子高生が抜き担当キャラの主体だ。頭身高めのスレンダーボディに個人差はあるがほどよく女性らしいふくらみが附加された魅惑のトルソから大ぶりではあるけど爆乳すぎない乳房とたおやかなラインを描くヒップとがこんにちはする光景がたいそうエロティック。加えてコミックス表題でも明らかなように彼女らはこぞって神に仕える身もしくはその修行中であり、ごくまれな例外を除くと常に服装は巫女モード。日常着こなしている純和風の装束はその後の濡れ場においても完全に脱がされることはなく、清浄と禁欲の象徴であるはずのそれが一瞬にして情欲を盛り上げる道具へと変貌するさまを美味しく摂取できる仕掛け。
物語は現職の巫女および巫女を目指す高校生である各話登場のヒロインがさまざまな形でえっちなできごとに遭遇する光景を短編連作形式でつむぎ出す。ちょうど1年前に上梓された前単行本「巫女のいる町」(当ブログでは未評価)もクローズドな世界観のなか巫女のアレコレを描き出すストーリーだったが、こちらの方が舞台固定でないぶんヒロインのありようや彼女らに相対する男性たちとの関係性も多彩。とはいえメインとなるのは巫女/神職養成専門校である「依代学園」の生徒や教職員がからむエピソードであり、さらに世界全体を俯瞰しつつ終盤においてお話の大枠を締めくくる役割をも果たす、一見清楚で知的なのに委細かまわず犯りまくりな(ただし前の穴は処女)短髪メガネっ娘生徒会長・伊勢崎照子(いせさきしょうこ)さんがときに他の娘の導き手となりのちにはあっと驚く行動に出てバラバラに提示されていた物語を最後みごとに縒りあわせるのだ。1on1のラヴ模様よりは行きずりで関係を持ったり乱交にいそしんでみたりのネタが多くて恋愛色は希薄なものの、行為そのものはあっけらかんとした合意エロで読み口良好であり、ほどよく和風ファンタシー的趣向がまぶされたすこしふしぎ系の展開がそこへ差しこまれてライトな怪奇譚としてもおもしろく読める。
1本あたりほぼ20ページ固定のそう多くない分量ながらそこはガチ黄色い楕円誌掲載だけあって濡れ場支配率は高め。とりわけ巫女装束着用のまま布地を汗や分泌物でグショグショに濡らしはだけた部分から豊満な肢体を見せつけながらはしたなくイキ狂う少女らの痴態がヴィヴィッドに描かれておりナイス。複数姦多めなこともありまんこでの本番のみならずお口でご奉仕や菊門全面フィーチャーの場面も豊富に織りこまれ、これら全部の穴に粘度の高い液体を流しこまれては法悦の態で絶頂する彼女らの痴態で自慰表明もはかどりまくり。
神にお仕えする姿のまま彼女らを聖なる社の奥で犯す背徳の歓びを感じながら巫女装束に手を掛け衣擦れの音をさせながらすべすべの柔肌をフルオープン。たわわな双丘に顔をうずめその間食を楽しみつつこんどは緋袴のすき間から秘密の花園へと手を伸ばす。いきり立つ怒張を熱い淫穴へと差し込み激しく突き上げるたび少女の清らかな笑顔が淫乱なメスのものへと変貌してゆく情景を目の当たりにしていっそうエレクチオン。汚れなき白無垢を各種の体液で汚しながらケダモノじみた淫語をまき散らし汗と涙とよだれまみれでアクメ顔さらけ出すヒロインの子袋いっぱいに白濁の飛沫をぶちまけ禁断の涜神行為を完了。
オハナシの都合上やむを得ないとはいえなかなかガチ本番突入してくれない娘がいたりして膣内射精ファンダメンタリストたる自分は一部抜き度が低下したものの、総体としては非常にウェルメイドな巫女乱交エロスの殿堂。正直みこみこな装束にはそれほどグッと来ない俺ですら充分すぎるほどに実用できたのだから、全国8000万の巫女さんスキーならば評価5割増しでよろしいかと。収録エピいずれもたいそうドエロいけれども、神社のお留守番役に飽きたヒロインがコタツへ引きこもりつつやって来た彼氏としっぽりファック「退屈巫女のお留守番」が大好物のショートヘアっ娘っということもあり私的最シコ話。

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