2016-04-15

今宵の地震速報。

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-たかのゆき「みんな発情期!」ヒット出版社 ISBN:9784894656918
話○ 抜○ 消小 総合○

極上グラマラスガールズ&レディースがドスケベな本性全開短編7本+前単行本発売記念宣伝ショート漫画。ラヴリィな青い果実からフェロモンダダ漏れアダルトさんまで多種多様な女子連中がこぞってビッグバストを振り乱しハードにまんこを使役しながらイキ狂う光景をエンドレスでお届けの作者最新刊は通算4冊めのコミックスだ。
現在自分が定期購読している「COMIC阿呍」の執筆陣は毎月のように登場する仕事の早い作家からレアアイテム級の遅筆さんまで千差万別なのだが、どちらかというとこの人は後者のカテゴリーに属する。それでも長期休養などはなくゆっくりしたペースながらもコンスタントに良作をものする立派な中堅どころだ。そう言いつつ一昨年上梓された前作「チチオトメ」は申しわけなくも未レヴュウであり、当ブログで評価の俎上に載せるのは2010年刊行の前々作「なかだし・おかわり!」以来。
そんなわけで久しぶりにじっくりこの作家のプロダクトを拝見したのだが、2つ前の単行本と比較してもっとも異なるのはその絵柄。デビューからの初期2冊が比較的シンプルな描線を用いた少年漫画ティックな作画だったのに対し、前作が出たあたりから画面の密度が一気に高くなり女の子の造形もずいぶんお色気過剰に。今回の本にも3本ほど絵柄チェンジ前の執筆分が載っているのでそれらと直近の原稿とを見比べるとその長足の進歩がよくわかる。個人的にはわずかにキュートネスが減退したのだけは残念だと思うけど、それ以外の部分は非常に緻密なトーンワークといいキャラクターの豊かな表情変化といいことごとくパワーアップしていてすなおに賞賛。なおこの出版社の常で公式サイト内の単行本情報ページにサンプル画像が置いてあるので、たかのゆき未体験の方は購入前にまずそちらのチェックを。
本作に登場するヒロインの年齢層はハイティーン~アラサー近辺と比較的ワイドレンジ。前述した絵柄の変化にシンクロするがごとく、設定年齢に関係なく執筆時期の古いものの方があどけなく見え、直近に描かれたそれは大人びた雰囲気をかもし出す。ボディデザインはお歳の上下を問わずハッキリと巨乳寄りで、グラヴィア・モデルみたいなボンキュッボンの完璧体型女子ばかりを逐次投下。加えてこの魅惑のプロポーションを包みこむ下着描写にもやたらと力が入っていて、細かいレースの軌跡やしっとりした生地の感触まで伝わるかのようなリアル感が彼女らをいっそう生々しいオンナとして意識させ読み手の内なる情欲を喚起せしめる。
作画の変化を感じる以前からたかのゆきの手になる和姦/凌辱なんでもござれの巧みなストーリーテリングには定評のあるところで、本作でも甘酸っぱいイチャラヴから問答無用NTR調教まで多彩な物語を用意。お高くとまったお嬢さまに厳しいキャリアウーマン、はたまた無邪気な従妹に遠距離恋愛中の恋人など十人十色なカップリングが幸せいっぱいに合体したり過酷な運命に翻弄されたりさまざまな愛のありようをヴィヴィッドに展開。以前はカラッと明るいタッチに対しラヴコメはともかく暗黒系のお話だと若干のミスマッチを覚えたものだけど、ウェッティな色艶の加わった現在の絵柄ならダークエロスもドンと来いだ。必要以上にうるさくない科白まわしと彼ら彼女らの微妙な表情でニュアンスを演出する心象描写もナイスで、ベタ甘ラヴに赤面したり残酷な寝取られ劇に心痛めたり読んでるこっちも大忙し。
充実したお話運びをバックに従え濡れ場の方もたっぷり尺を取ってちんこまんこの真剣勝負をじっくりとお届け。1作品あたり30-40ページ台という大ヴォリュームの利点を最大限に活かし、たかのゆき謹製のゴージャスな肢体が画面狭しと暴れまわりヒロインの絶品トロ顔が縦横無尽に横切るさなかで汗だく汁だく特濃ファックが延々くり広げられる。とりわけこの人得意のバルンバルン揺れるド迫力バストの生々しい存在感は白眉で、両手で揉みしだき先端を舐めまわして眼福すぎる2つの双丘をお腹いっぱい味わいながらのガチンコセックス満漢全席が自慰表明を大いにアシストしてくれるのだ。
快楽享受に積極的なドスケベ女子どもは自分から着衣を剥ぎエクストララージバストを白日の下にさらけ出してさっそく準備は万端。辛抱たまらずルパンダイヴの男たちの欲望を正面から受け止めたわわな乳房にしがみつく彼らの愛撫にたちまち身もだえだ。敏感な部分を執拗に刺戟されすっかり濡れそぼった蜜壷ヘイ切り立つシャフトをねじこまれて呼吸を荒げ小刻みに嬌声を発して全身をよじらせる彼女らの痴態に興奮しきり。幾度となく体位を変え角度を違えて性器どうしの摩擦運動にいそしむうちいつしか四方八方に淫語をばらまきはじめる。うわごとのように膣内射精を懇願し続ける彼女の願いどおり、性の饗宴の締めくくりはとびきり濃口の熱いスペルマを子袋いっぱいにぶちまけて女体征服ミッションコンプリート。
ヒロインが年長すぎたり男子サイドがネチネチいたぶられる一部の作品では若干ムスコの勃ちが悪くなったものの、作画/作劇いずれもたいそうソフィスティケイトされた模範的な抜きツール。飛び抜けて先鋭的だとかおそろしく萌えまくるとかいうタイプではないけれど堅実で大きな弱点のない職人芸的仕上がりは阿呍のみならずどの雑誌でも重宝されるに違いない。どちらかというとアダルトさんより10代女子の方が好物な自分的には、すっかり色っぽくなった従妹が来襲し彼女の小悪魔ティックな誘惑に無条件降伏の「とってもイイトコ」と、素朴な雰囲気の高校生カップルが橋のたもとで大胆にラヴラヴ青姦「自転車にのって」が本作中のマイベストでございます。

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