2016-04-16

今週のフィジカルエリート。

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-ポン貴花田「大谷さんのコスプレ事情」エンジェル出版 ISBN:9784873067025
話△ 抜◎-○ 消小 総合○

勤務先では無口地味OL、ネットではキワキワの衣装でアクセスうなぎ登りのえっちなコスプレイヤーと2つの顔を持つヒロインはオフ会やイヴェント参加で大胆な痴態をさらけ出し……表題作長編全10話。ふだんのあどけない笑顔を非日常の世界ではトロトロのメスフェイスへと変貌させたっぷり膣内射精され放題の眼福すぎる光景を多彩なコスチュームとともにお届けの作者最新刊は成年指定としての通算5冊めにしてひさしぶりの本格黄色い楕円コミックスだ。
いくつか例外はあるものの、ゼロ年代なかばあたりから長い間「コンビニエロの女王」として君臨しおもにマークなし単行本の世界で活躍してきた人。しかしながら現在メインのお仕事先である「アクションピザッツ」系列各誌がコミックスを成年向けとして発売することになり、ひとつ前の連載作品「にーづまお背中流します」(1巻/2巻)から判型は据え置くものの独自の18禁マークを附加。そして今回からはマークのみならずサイズも大判へ変更し業界標準の黄色い楕円をプラスしてお目見え。こうした本格的な大判エロ単行本としては2011年にワニマガジン社より上梓された「とろとろえっち」以来のこととなる。
そんなわけで2015-16年にかけピザッツ誌上で連載の本作は、最初からガチ成年物件として単行本が出るのを見越したエロ強化の方針を打ち出した誌面の変化に呼応。ヒロインの年齢やカップルの関係性、プレイ内容などは依然としてキツめの制約があるようなのだが、局部は白抜き修整でなくちんこまんこの輪郭が明確に分かるものとなりあえて結合部を見せないような構図も強制されずエロシーンがより自然なものに。もとよりレギュレイションを逆手に取ったひそやかなエロスの演出に定評のある作家だとはいえ、やっぱりストレートにえっちな部分を見せつけてくれた方がうれしいに決まってますがな!
1冊まるごとの長尺シリーズで終始抜きキャラとして君臨するのは表紙にも登場の童顔爆乳コスプレ女子・大谷亜美(おおたにあみ)。中途で彼女のレイヤー友達・すみれ(ショートヘア並乳)が一部の話にエロ強化担当として参戦するものの、基本的に本作は大谷さんのドエロい艶姿を頭からシッポまで堪能するのが目的となる。ポン貴花田の洗練されたラヴリィな筆致でものされる彼女のやらしい肢体が露出度の高い衣服に彩られますますえっちに輝く寸法だ。もっとも個人的には日常パートの地味なOL制服でガッチリ致してくれるのがコスプレエロ以上によかったので、それがたった1回しかなかったのがちょっと残念。
物語構造としては長丁場ながらもじつにシンプルで、無表情地味っ娘OLから露出大好きコスプレイヤー「あみ」へと変身し非現実の世界でたわむれる大谷さんがブログの常連さんに誘われコスプレH、オフ会でカラオケから発展し乱交H、レイヤー友達とその彼氏とで3P見せっこH、イヴェント参加で女装ショタと成り行きH……とにかく大谷さんがやることなすことチョロすぎて読んでるこっちが心配になるレヴェル。中盤以降は仮面を被り続けていた会社であこがれの先輩社員・川添明(かわぞえあきら)に身バレしたことで事態は風雲急を告げるのだが、最終的には大谷さんに惚れていた川添と気持ちを確かめあいブログも卒業してメデタシメデタシ。もっともその間にも取引先のオヤジ連中に犯られたりだの再度コスプレ3Pしたりだの股の軽すぎる大谷さんには困ったものですね。なお実質的にはラス前の第9話でメインストーリーが完結しており、最終話は華燭の典を挙げ家庭に入った大谷さんの主婦ライフをつづる後日談的なもの。二児の母となり育児に大忙しでコスプレは封印したはずの彼女が昔の衣装を発見するところではじまる番外エピまで美味しくいただき読者の股間もご満悦。
ハッキリとエロ優先にお話を振ったことで慎太郎シール誌初出ながらもガチの書店売りに負けず劣らずの煽情的な濡れ場を展開。さすがに描写の密度こそ一歩譲るものの、ポン貴花田特有のおそろしく情欲をそそる女体のラインや絶品トロ顔を十全に活かした演出の妙で絶対的分量の振りをカヴァー。ようやく隠すことなく我々の目前に提示された蜜壷や男根が淫らに入り乱れそれらがハードに合従連衡をくり返すさまをヴィヴィッドな断面描写混じりで活写しながらのストロングセックス絨毯爆撃に自慰表明もはかどりまくること必至。
ふだんと異なる猥褻な衣服を刷り下げ豊満ボディを惜しみなく見せつけながら彼女はめくるめく情交の予感に心躍らせ発情する。たわわな双丘をいきなり乱暴にまさぐられ下腹部をいじり倒されてたちまち瞳をうるませ頬を紅潮させて甘い吐息をもらしはじめる光景に股間は昂ぶる一方。おもむろにシャフトを秘密の花園の奥底までねじこみ激しく突き上げるたびだらしないトロ顔さらけ出しイクイク連呼しては執拗に膣内射精を懇願するヒロインのご要望にお応えし、ドスケベまんこの最深部に2度3度とザーメンの奔流をお見舞いだ。
ストーリーはあってなきがごとしとはいえ、とびきりキュートでドエロい大谷さんの止むことなきスキモノっぷりを大判サイズで楽しませてもらい気持ちよくヌキヌキ。お友だちのすみれさんは正直抜きキャラとしては数段見劣りするので彼女登場エピソードでは若干実用度ダウンしたものの、やっぱりメイド・イン・ポン貴花田のマーヴェラスなぷっくりまんこを白抜きでジャマされないのはすばらしいなあ。あえて重箱の隅をつつくとすればキュートフェイスはいいとして最近は頭身が高くなりすぎ漫画原稿はまだしも表紙絵などはだいぶ奇怪なバランスになってるので、もう少しだけ寸詰まり方向へ戻してもいいのではないかと。あと基本子持ち主婦とか射程範囲外の俺でも今作最終話でいっそうエロボディ化した大谷さんが3人め仕込みプレイをねっとりくり広げる光景が辛抱たまらなさすぎて我が砲身を灼けつくほどに酷使。

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