2016-03-20

本年度の尾道三部作。

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-大林森「琴子は一生欲求不満」エンジェル出版 ISBN:9784873066929
話△ 抜○ 消小 総合○

名器すぎてすぐに射精されてしまい女としての歓びを味わうことなく人生を空虚に過ごしたヒロインは彼女に目をつけた卑劣漢に犯され止むことのない肉欲地獄へ堕ちてゆき……表題作連作2本+彼女の娘も母と同様の悩みを抱えて自暴自棄な性戯に耽溺連作2本+悪魔的な快楽におぼれる親娘そろって怒濤のデカマラに責め立てられ未曾有の衝動に打ち震えるセックス最終決戦1本。超乳爆乳入り乱れ下品なアヘ顔マシンガン連射の超高密度ファックを読者の脳裡にこれでもかと叩きつける凌辱地獄絵図を展開の作者最新刊は成年仕様としての通算6冊めにして本レーベルからの4thコミックスだ。
元来はキュートなアニメ系のタッチで一般誌でも活躍していた作家だが、ちょうど2010年代に入るあたりから従来の芸風とはずいぶん路線の異なる「エンジェル倶楽部」へ参戦し問答無用のハードコア凌辱系にパラダイムシフトを図る。いきなり情念うず巻くドロドロの作品をモリモリ量産しはじめたのを見て心底驚いたものだ。テイストはともかくヒロインの年齢層がものすごくアップしてやや食指が伸びにくくなり、おととしの年末に上梓された前単行本「魔乳・堕乳」は買わずにスルー。よって当ブログで評価の俎上に載せるのは2013年刊行の通算4冊め「変態人妻解放区」以来3年ぶりのこと。
作劇スタイルの豹変はともかく絵柄には以前のカワイイ系のノリが若干ながら残っていて、泥くさい劇画ライクな執筆陣の並ぶエンクラではやや異質(まあ野郎サイドは容赦なくキモオタ汚っさん博覧会状態ですが)。ゆえにおばさんキャラが大の苦手な自分でも設定しだいでは充分に受容可能で、それが本作購入に踏み切れた理由でもある。もっともキュートなのはおもに首から上だけで、体躯の方は従来以上に極端なフリークス化が進んでいて驚いた。
まずは表紙絵、だらしなくケツを突き出し陶酔しきった表情でこちらに顔を向けているのが本作メインヒロイン・セレブ妻の琴子(ことこ)さん。とても思春期の子供持ちとは思えない愛らしいフェイスはともかく、その下にドドーンとまろび出された巨大な双丘のヴォリュームがとんでもない。双丘の片側だけでも頭や肩幅よりワイドなそいつは3次元世界じゃとうてい存在し得ないシロモノで、これがカヴァーのみならず漫画作品のなかでもふつうに躍動しているのだからすさまじいですね。そして中盤から登場する彼女の愛娘・杏奈(あんな)の方もママには及ばぬもののボディバランス完全無視のスイカップ。昔から巨乳ヒロイン中心だったとはいえここまで派手に肥大化はしてなかったと思うのだけれど、いったい作者になにがあったのだろう……。
物語ははじめに、琴子さんの未婚時代から子を成した現在に至るまでの超絶名器ゆえの不幸をつづったのち巨根大学教授・美弥台(みやだい)の奸計に陥れられるも自慢のまんこで勝利するまでを描くタイトル・チューン「琴子は一生欲求不満」2話。続いて大学受験を控えた娘・杏奈が両親との不和のすえ刹那的にAV撮影現場に飛びこみ処女喪失、以後性的経験を積みながら彼女も美弥台と遭遇しただれた関係に没頭の「杏奈、お前はプチエンジェル」2話、そして母娘そろって美弥台にダブルで犯され疾風怒濤のガチセックスののちはじめて真実のアクメを迎えるが……の完結編「母娘(おやこ)の果て」の3パート構成となる。おのおの独立したタイトルはついているが実質的にはシームレスに話が接続されており、トータル5話完結の長尺ものとして読むのが自然だ(なので帯コピーでは「大林森初の長編作品」と謳われている)。全編通じてエンクラの誌風そのままな凌辱調教官能小説系のベタなストーリーとなっており新鮮さは皆無なものの、そのぶんスムーズに脳みそへ入ってきて股間の摩擦運動をジャマしない。
一部モブのスポット参戦を除けば、頭からシッポまで琴子&杏奈母娘の壮絶凌辱絵巻が濡れ場のすべて。母も娘もすぐさま四肢を拘束されエクストララージバストをむき出しにされては大量の男根に囲まれ滑らかな肢体を白濁で汚される。ただし親子とも人類史上稀な内壁ウネウネ特殊仕様の女性器で男は3こすり半もせず射精してしまうので、プレイを長引かせるために器具責めやアナル挿入などで時間稼ぎする展開がメイン。本番行為の短さは特大おっぱい乱れ撃ちの画面構成で補われており、画面狭しと超乳奇乳が跋扈しては全身にザーメンを浴びせられ白目剥ながら絶頂する2人のえげつないイキ顔絨毯爆撃がどこまでも続くこととなるのだ。
乱暴に衣服をはぎ取られ顔より巨大な2つの砲弾を白昼堂々と晒されて彼女は羞恥と屈辱で頬を朱に染める。やがて何本もの怒張が乱暴にビッグバストの谷間に差しこまれ無理やりしごかされて顔じゅうにザーメンパック攻撃だ。ケツを叩かれ言葉責めされながらはしたなく発情し自分から腰を振って挿入をおねだりするヒロインの痴態に興奮しきり。独立した生きもののように粘膜をうねらせ膣内で大量の精液を搾取するのみならず、ありとあらゆる穴ボコへペニスを受け入れては下品きわまりない乳首を屹立させながら痴呆のごときアクメ顔をさらしだらしなく気をやるさまはもはや単なるメスブタのそれ。
ひたすらSMティックな凌辱調教をゲップが出るまで継続のストロングスタイルながら、母娘ヒロインの極上まんこ設定が逆にアダとなってじっくりねっとり性器結合/射精シーンを堪能したい自分はやや実用度がダウンしてしまった。ただ怒濤のごとき女体責め満漢全席は迫力満点だし、最終話で世間や夫に行為が露見し社会的破滅を迎えたヒロイン母娘にもほのかな希望が残されるラストシーンを目の当たりにして妙に感動し心癒されたのも事実。とりあえずお値段ぶんは充分に楽しませてもらったので次回作も楽しみ。ママンも娘もその痴態を美味しくいただいたけれど、個人的には現役JKたる利点を活かしセーラー服着用のまま交合に没頭する杏奈ちゃんの方がよりちんこ勃ちますか喃。

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