2016-01-09

今月の阪神パーク。

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-松波留美「異種姦幻想戯画」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784799208342
話△ 抜◎-○ 消小 総合○

天涯孤独の身を心優しき女騎士に拾われ以後は忠実なサーヴァントとして仕えるオークだが彼女の困った性癖につきあわされイケナイ関係に……本編&描きおろし後日談+独立短編7本。人外っ娘×ヒューマン男子や人間女性×下等種族といった禁断のまぐわいを激しく果てしなくくり広げては生物としての禁忌を犯しまくりの作者最新刊は対ちんこ支援作品としての17冊めにして成年マーク仕様の第7弾、そしてこの版元物件としての5thコミックスだ。なお表題には「イシュカンファンタジー」と読みガナが振られているのでそのように発音すべし。
商業/同人問わず精力的に執筆を続け複数の媒体で同時進行の活動を行ってと精力的な仕事ぶりでいまやすっかりライトエロでもガチ黄色い楕円雑誌でも立派な中堅どころ。そんなわけでプロダクトが本としてまとまるのも早く、エンジェル出版からの前作「居候 神さま」発売からわずか3か月少々の早業だ。当社物件としても2014年に上梓された「美しき雌は孕んで堕ちる」から本作リリースまで1年半というスムーズな供給ぶりである。
慎太郎シール誌では年齢設定の都合で若干リアル方向へ寄せてはいるものの、元来はド直球なアニメ/ゲーム系の絵柄を武器とする人。とりわけKTCでは明確に萌えフレイヴァーを附加して2次元大好きっ漢の需要にお応えだ。そんなわけで直近数年のテーマアンソロジー系の媒体に執筆した作品を集めたこちらはブリブリの萌え絵がズラリと並ぶ。個人的に松波留美にはもっと露骨にカワイイ系の絵柄に振ってもらいたい派なので今作のようなタイプの単行本は大歓迎。なお例によってキルタイム特有の異様なまでに詳細なコミックス情報ページでたっぷりと内容サンプルがおがめるので購入前にぜひ一読を。
ヒロイン造形もまた大人女性メインのコンビニ仕事に対し二次ドリ方面では一部人外さんを含めミドル~ハイティーン相当の童顔爆乳っ娘がてんこ盛り。幼女のごとくあどけないフェイスなのに首から下ではド迫力のスイカ級おっぱいがドーンと誇示されるさまがロリきょぬー好きの琴線に触れまくりですね! そして本作のウリのひとつでもあるケモミミ女子だのエルフだの悪魔ちゃんだの魔法少女だののnotヒューマン系ヒロインが過半数を占めているのもナイスで、ヒトならぬ魅力を発散しまくりの彼女らがストーリーの進展とともに奸計に屈しては異種ちんこにゴリゴリ蜜壷を貫かれるのだからもう辛抱たまりません。
物語傾向はキルタイムの伝統であるヒロイン敗北凌辱系のお話が圧倒的マジョリティ。コミックス表題が物語るとおりに人類×人外の禁じられた交合をモリモリ供給だ。現代日本舞台だったり中世風味ファンタシーだったり和風伝奇だったりとシチュはさまざまながら展開自体はすがすがしいほどにテンプレの嵐で、無力なヒロインがなすすべなく状況に流されるか高貴な女性が下賤の輩に蹂躙されるかの黄金パターン。そんななか唯一の例外は冒頭からの能天気な主従エロ「女騎士の召使」およびその後日談で、読んだ本に影響されすぎる女主人に苦労性の下僕オークが振りまわされるコミカルなノリに、他作品を読んで殺伐とした心もすっかり脱力すること必定。ライトエロではむしろこうしたオフビートな趣向に終始する作家なので、そっちから松波留美を知った読者はこの作品がいちばん入りこみやすいかも。
ストーリーパートをお約束で処理し最小限に抑えたぶん濡れ場支配率はかなり高くて実用性は折り紙つき。恥辱と憤怒の表情を見せ抵抗しまくっていたヒロインが下腹部の秘密の花園へちんこねじこまれるや否やたちまちメスのツラへ変貌してはだらしなくよがり狂うさまが少々インスタントながらもやはりグッと来ますね。また当社前作「美しき雌は孕んで堕ちる」に引き続き次々と女の子の膣内へ異物の胤を流しこんではおぞましい生物を胎内に宿らせる腹ボテ展開が多いのも特徴で、望まぬ精液を子宮の奥まで叩きつけられ絶望と悦楽の入り交じったイキ顔をさらけ出しながら絶頂するヒロインの痴態でぼくらの摩擦運動もはかどりまくり。
圧倒的な力でねじ伏せられ強引に衣服を剥かれて褥に横たえられた女たちは屈辱にさらされながらおぞましい異種たちの怒張を見せつけられて戦慄。必死に拒絶するも容赦なくシャフトを柔穴の奥まで差しこまれいちばん敏感な部分を刺戟されて無条件降伏だ。特大バストをブリブリ振りまわしまんこをハードに活用しながら先ほどまでとはうって変わってだらしなくよがり狂い咆吼するエロメスどもは最後にコッテリ特濃異種ザーメンを大量にぶちこまれては膣口から白濁をオーヴァーフロウさせたまま受胎の予感に打ち震える。
アヘ顔が極端だったりヒロイン造形がアダルトすぎたりする一部の作品でマイちんこが若干ひるんだものの、基本的には壮絶に息子を酷使できる異種姦ストロングエロスの殿堂だ。ただ個人的には唯一のほのぼのエロコメ「女騎士の召使」の印象がことのほか強烈で(あえてオークを常識人ポジションに設定したのもナイス)、たぶん他の作家でも描けるであろう凌辱調教ファンタシーよりはそっちの路線にシフトした方が独自性を発揮できるのではと愚考したり。そんなわけでお話的にも我が股間の活用的にもヒロイン・レティーナ様のアホかわいらしさが光る「女騎士の召使」が白眉で、そのほかだとダーク系の範疇ながらオチは暗黒でないぶん抜きやすかったおバカ牛娘ちゃんに個人指導の「放課後乳搾り」がマイフェイヴァリット。

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