2015-11-21

今夜の汁かけご飯。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-みちきんぐ「性活週間」ジーオーティー ISBN:9784860849863
話△ 抜○ 消小 総合○

男性教師がタイプの違う教え子たちをじっくりねっとり調教し立派なドスケベJK's一丁上がり長編5話+妹3人に虐げられ続ける反動で甘々おねショタを夢見る主人公はある朝気づくと子どもへ変身していて一転ハーレム実現長編4話&描きおろしショート後日談。訴求力高すぎのキャッチーな筆致で十人十色のエロメスども絨毯爆撃の華やかな芸風でお送りする作者これが初の成年向けコミックスだ。
今回この単行本はジーオーティーから上梓されているのだけれど、みちきんぐの漫画を自分が最初に見たのは「COMIC快楽天」だったものだから、じつはこの会社でも執筆していることを知らずに今作リリースの報を聞いて仰天した次第。しかも最近ワニではごぶさたなのにググってみたらGOTではずっとレギュラー級の活躍を続けているらしいではないか。そんなわけで冒頭からおのれの知識不足を反省しつつまずはチャレンジ。なお昨今よくあるように版元提供の単行本情報ページで内容サンプル閲覧が可能なので、書店へ向かう前にまずはそちらを確認し事前のインフォメイションを入れておくのを推奨。
おっぱいまる出し女子が煽情的なお姿でぼくらをお出迎えの表紙/裏表紙で明らかなように、現代エロ漫画シーンのトレンドを貪欲にかき集め再構成したかのようなセンスのよい売れ線まっしぐらのタッチがこの作家のなによりの特徴だ。ただ収録作の初出を見るに顔パーツのバランスやトーンワークなどをちょくちょく改良しているようで、いちばん古めの執筆作と直近に描きおろしている表紙やおまけ漫画のそれとでは明確な差異がある。当初からキュート寄りのさわやかな筆致ではあるものの、新しめの作品になるにつれムダな線が減り陰影の処理が自然になってと手法がよりソフィスティケイトされている印象だ。
この滑らかな作画でものされる女性陣はおおむねミドル~ハイティーン付近の食べごろ世代。明確にカワイイ系の造形でアダルト色は皆無だが、ボディの方はわりかし巨乳多めでこっちは立派に育ちきっておりなんとも美味そう。しかしながらデカいの一辺倒でなく胸部のささやかな女子も用意してあらゆるニーズにお応えするあたりプロのエロ漫画家としてさすがの配慮だ。加えてオドオド系から積極派まで、親しみやすいのから高飛車なのまで彼女らのキャラメイクも周到に属性が違えられており、ほとんどの読者は登場ヒロインのなかからお気に入りのあの娘を見つけられるはずだ。
このたび収録の物語たちは当社発行のweb配信雑誌「コミックグレープ」掲載に掲載された連載もの2本。まずは男子生徒に性的な目で見られるのが悩みの巨乳JKから相談を持ちかけられた担任教師が彼女を手はじめに男性恐怖症の親友だとか男嫌いの生徒会長やその忠実なパートナーの無口副会長を次々にえっちな部活動に引きこみ調教フルコース「禁欲部」、そして妹たちに忌み嫌われ癒しを姉ものエロゲーに求める主人公がある日目覚めるといきなりショタに変身しており彼女らが一転下心むき出しに迫ってきて……のハーレム展開「姉体験週間」の2コンテンツいずれもベースラインは明るく楽しくエロっちくの読み口爽快エロコメ。強いて言えば「禁欲部」の方は男性主人公がさまざまな手段で次々女生徒を調教し堕としてゆくのでやや不穏に感じるかも知れないが、それとても合意エロの体裁を採り全員気持ちよさそうにイキまくるので読後感は特段悪くないかと。展開自体はド直球の定番進行だしきれいにバラけたキャラ配置が逆にテンプレ感を強調してしまうきらいはあるものの、そのぶん脳みそのリリースをよけいに浪費せず股間の摩擦運動に集中できる仕掛け。
彼女らのムチツヤボディをフル活用のエロシーンは物語パートを圧縮しカラミの配分を増やしたおかげで質量とも充分。日常の清楚でキュートな笑顔をたちまち淫蕩なメスのそれへと変貌させ全身汗みずくになりながら覚えたてのファックに没頭し恥も外聞もなく淫語乱射してはたっぷり膣内射精され絶頂までの一大シークエンスを詳細生中継。ウェッティな蜜壷描写や大量の擬音にまみれた性器どうしの真剣勝負、瞳をうるませほおを紅潮させながらの下品なアヘ顔フィーチャーと、現代エロ漫画に必須の各種演出もたっぷり盛りこんで読み手の勃起中枢をダイレクトドライヴ。
羞恥と期待で顔を火照らせながらみずからの艶めくエロボディを堅苦しい制服から解き放ち白日の下へさらけ出すヒロインの体温を感じながらおもむろに舌を這わせ敏感な部分を刺戟すればたちどころにいろんな液体分泌しトロトロフェイスをご披露。しとどに濡れた蜜壷へゆっくりと暴れん棒を挿入し粘膜どうしのハードな摩擦運動をスタートだ。激しく内奥を貫かれるたびたゆたゆの双丘を振り乱し自分からエロワードをまき散らしてこみ上げる快感に没頭するさまが淫猥でたまらない。汗と涙とヨダレまみれでいよいよ日本語にならない咆吼を発し昇りつめてゆく彼女らのティーンエイジまんこの最深部へ最後たっぷりとザーメンの奔流を叩きつけ女体征服ミッションコンプリート。
2015年最新型のキュート&ハイセンスな作画にシズル感満載のダイナミックな濡れ場がプラスされた非常にウェルメイドな精液分泌支援物資として間然するところないデビュー作。濃いめのトーンながら面積も本数も少なめの性器修整もこのご時世かなり健闘している部類で大いに評価したい。作者ブログの記述によると原作/作画の分業制とのことで、そのメリットを生かし複数の媒体でモリモリ執筆して知名度を高めていただきたいもの。2つの長編中では冒頭の「禁欲部」の方がより個人的に好みで、特大・大・中・小と各種のおっぱいを取りそろえ各個撃破のえっちなピカレスクロマン実現に心躍らせ愚息をハードに使役した次第。

0 件のコメント:

コメントを投稿