2015-05-29

本日のお伊勢参り。

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-鈴玉レンリ「Pinkish pretty」コアマガジン ISBN:9784864367851
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

家庭の事情で進学をあきらめ住みこみメイドとして勤務するヒロインは雇用主たるイケメン富豪元同級生といつしか深く結ばれて中編3話+突如告白されて始まる恋/ひと目で惹かれて始まった恋、カップルそれぞれの気持ちの進展連作2本+独立短編5本。さわやかな恋愛模様と熱く激しい情欲の交錯との不思議なコンビネイションをオサレでキュートなヴィジュアルに乗っけてお送りする作者最新刊は記念すべき通算10冊めのコミックスだ。
この作家のことをはじめて知ったのはゼロ年代前半くらいのことで、当時はまだごくたまのスポット買いだった「漫画ばんがいち」でやたらプッシュされていたことから興味を持ちチャレンジ。そしていまやこの人の単行本はおろかばんがいちの方もほぼ定期購読に近い頻度で購入するようになり俺もすっかりいっちょ前の鈴玉レンリフリークになりましたよ。
そんなわけでついに刊行数2ケタ突入となった本作もむろん収録はすべてばんがいちから。恒例となった色彩シバリの単行本タイトルはこんなメジャーなのまだ残ってたんだ! というわけで表題どおりにどこもかしこも桃色仕上げ。前単行本「milky mint」発売からおよそ2年、これまでより若干インターヴァルが空いたのはいったんストックを使い果たして新たにたまるのを待っていたためと思われる。もっとも結果としてはその間にコアマガ各所で吹き荒れた恐るべきモザイク修整の嵐を間一髪でまぬがれた形となりまことに善哉。
おそらくはBL/TL畑の出自だったのだろう、キャリア当初の女性作家まる出しのシャープな筆致はしかしながら歳月の経過とともに野郎向けエロにもほどよくフィットしたものに。少女漫画らしさの残滓と萌え/アニメ系テイストの混淆具合がじつに絶妙で、ある一時期のばんがいちにおいて誌面の印象を代表する作家であり続けた当時の輝きはいまも変わらぬエヴァーグリーン。新たな執筆陣をドカドカ入れ誌面の方向性が変わってもこの人がドンと鎮座ましましているだけでいにしえのばんが読者は心からの安堵を覚えるのだ。
今回も前作から引き続き10代なかば~成年して数年くらいのゴールデンエイジでほぼ女性陣を固定。年齢レンジは広くないもののキャラメイクはじつに多彩で、守ってあげたい系のちんまい少女からオトナの余裕かましまくりのオネーサマまで、はたまた純真無垢なのからすなおになれないタイプまで、それぞれ違ってみんなラヴリィ。いかにも少女漫画風味なあどけないフェイスなのに首から下はボンキュッボンのえっちぃ体つきなあたりはさすが成年向け漫画の登場人物らしいところ。白磁のように滑らかなトルソから優美な曲線を描き張り出した大ぶりのバストや安産型のヒップがじつに美味そうでたまりません喃。
かくも愛らしく美しいヒロイン連中が、女の子の夢見る白馬の王子さまそのまんまのイケメンor美ショタ男子とリア充ティックな甘ラヴを展開するのが物語の基本パターン。随所にモノローグが挿入され彼氏彼女の心境を逐一実況中継するストーリーテリングは往年の少女漫画そのものであり、鈴玉レンリ作品が他の一般的な成人向け作品ともっとも印象を異にする部分だ。ときにストレートすぎるくらい女子の願望を投影した完全無欠男子が優しく少女をエスコートしたりときに強引に引っ張ったりのティーンズラヴ的味つけを得も言われぬ珍味と歓迎するかどうしても世界観を受け入れられないと拒絶するかはyour own risk。
そうした微妙な違和感はしかしながら問答無用にエロっちい濡れ場に突入すればさして気にもならなくなるはずだ。ほおを上気させ呼吸を荒くしてすっかり発情のヒロインが自分からまんこおっ広げてはステディな男子にはしたなく挿入をおねだりする光景がたまらなく淫猥でよろしい。西欧の彫像みたいに均整の取れたボディラインが激しい情交のさなか大胆に揺れ動き、しっとり蜜を含んでテラテラ光る男性器/女性器が絡みあうさまが比較的シンプルな全身の描線ときわ立ったコントラストを成していて特徴的だ。多くの作品では中途までのゴムつきプレイからあえてそれを取り去りナマで種つけ宣言ののちハードに腰を使い美少女まんこにたっぷり膣内射精フィニッシュのドラマティックな展開を見せさらなる興奮を励起。
最愛の彼氏ときつく抱きあい生まれたままの姿になって彼女はふだんの清楚な笑顔をすっかりオンナの貌へ変えながら怒張の挿入を待ちこがれる。ぷっくりまんこの周辺を執拗にねぶられかき回されて辛抱たまらずトロ顔さらけ出しみずからM字開脚で股間をくぱぁ。いちばん敏感な部分にズブリとシャフトを突き立てられハードにそこをこすり上げられて日本語にならない嬌声を四方八方へ連射する。下半身を浮かせ微妙にくねらせながら突き抜ける快感に身もだえするヒロインの痴態に息子もエレクチオンしっぱなしだ。幾度となく体位を変え角度を違えながら粘膜どうしの摩擦運動に熱中してはしきりに中田氏を懇願するおにゃのこのリクエストにお応えし、愛の行為の締めくくりは子袋のいちばん奥めがけて怒濤のごときザーメンの奔流を叩きつけ女体征服ミッション完了。
まいどながらに少女漫画的ラヴと疾風怒濤ストロングファックの幸福な結合に心はほっこり股間はモッコリ。たまにやるような観念先行のレディコミ風恋愛とか趣味に走りすぎのガチショタとかは今回ひかえめなのもあんまりそちら方面に免疫のない自分にはありがたいところ。あとこれは人により判断が分かれる部分だが、以前はわりとアンダーヘアをみっちり描いていたのが今作ではみなさんパイパンなのでジャングル密生系がお好みの方は要注意。なんにせよ唯一無二の個性はそのままにますます作画/作劇とも洗練されて大いに息子がお世話になり感謝。今後もばんがいち誌上でメートル原器のような存在感をかもし出し続けてもらいたいものだ。本作収録の物件中では、いつも少しだけセックスにもの足りなさを覚えているヒロインが改めて彼氏のねっとりファックでようやく初絶頂「loop the loop」と、キョドリ系な友人の妹ちゃんの大胆告白&童顔爆乳ゴックンボディに主人公陥落しビュルビュル種つけの「きもちあふるる」が壮絶に使えすぎてマイちんこが破裂。

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