2015-02-18

本年度の救荒食物。

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-秋草ぺぺろん「むっちりメガ豚(トン)」エンジェル出版 ISBN:9784873066233
話△ 抜○-△ 消小 総合△

熟れすぎの肢体をだらしなくこぼれさせ肉弾ファック短編全9本。ムチムチという言葉では説明しきれない超重量級のド迫力ボディを標準装備のオールドレディースが息子のヤングな欲望を受け入れケダモノのごとく乱れまくる母子相姦フルコースを熱く狂おしくお送りする作者これが初のコミックスだ。なおペンネームについては綴りどおりに「あきくさぺぺろん」と読み下せばよろしい模様。
長年エロ漫画を買い続けているとさすがに自分の趣味嗜好もすっかり固まり、年齢にせよファックの趣向にせよある程度の範囲内に収まるものを購入するのがもっぱら。それが今回どういうわけかおのれの好みとまるで相反するこちらの単行本をフラフラとレジへ差し出したのはひとえにインパクトありすぎのヴィジュアルに惹かれたがゆえ。ちなみにこれからトライしようと考えるみなさまにおかれましては買いに出かける前に版元提供の新刊紹介ページでコンテンツ内容を、エンクラ編集部ブログで書店購入特典を確認しておくと吉。
店頭で読者を出迎えるのは全編これピンク色の巨大なマッスと化した豊満な女体を惜しげもなくさらけ出す熟女さんフィーチャーの表紙/裏表紙。大まかにはオードソックスなアニメ絵の範疇に属するタッチではあるものの、比較的小ぶりのお顔に対しいびつなほどに首から下が肥大化した特異な体躯がイヤでも読者の心をわしづかみにする。極太の書体でおどろおどろしく彩られた訴求コピーが乱舞するさまとあわせ、カヴァーデザインの持つ吸引力では2015年に入って屈指の物件だ。
シュリンクを破りページを手繰りはじめてもそのインパクトはずっと持続する。作品個々の初出一覧はないがトータルでの執筆期間が巻末に記されており、それによると今回収録の作品群h2013-14年にかけ「エンジェル倶楽部」に掲載されたもの。時期的にはわりと近接しているのでトータルでの絵柄の差異は少なく、表紙につられての衝動買いでもおおむね第1印象を裏切られることはないだろう。
このたび登場の女性陣は商業エロ漫画のヒロインとしては年齢的にほぼ上限クラスの、推定アラサー/アラフォー附近の淑女たちがズラリ。それもほぼ全員が立派に成長した思春期の息子をお持ちのママンばかりで、育ちかけの学生やらピチピチ適齢期の20代などをお望みの方は最初から近寄らないこと。必然的に女体の方もビッグバスト/ビッグヒップの豊満系になるのだが、前述したようにそのプロポーションが他に例を見ないほど奇抜だ。ムチムチと言ってもいわゆる肥満体型ではなく顔立ちなどむしろシュッと鋭利な輪郭だし胴体のくびれも相応のメリハリがある。しかしながらその肉づきが異様なほどの広がりと質量とを保持しており圧倒的なまでの存在感を誇示。乱暴に盛りつけられたマッシュポテトみたいな不定形の肉塊が視界をふさぎムンムン体臭を放つさまは壮観だ。
くり広げられる物語はそんな彼女らが最愛の我が子と思わぬきっかけで愛欲の淵へと堕ちてゆく、母と少年との禁じられたインセストラヴ一辺倒。一部に叔母をはさんだ3Pものが存在するものの、基本的には頭からシッポまで母子相姦だけが読者の脳裡に叩きこまれるので近親ネタが苦手な方は回避すべし。ほとんどはヒロイン視点の一人称による大量のモノローグが付属しており、エロ漫画というよりは往年の官能小説でも読んでいるような趣だ。基本的にどの話も一本道かつ定石どおりの展開で新鮮味には乏しいが、そのぶんムダに脳みそのリソースを消費せずちんこの摩擦運動に集中できる仕組み。
制御不能の若い情欲をむき出しでぶつけてくる息子にとまどい当初拒みつつも、ヤングな力にたちまち屈しいつしかちんこパワーのとりことなり母としてでなく女としての悦びに再び目覚めてゆく快楽堕ちが濡れ場の基本パターン。だらしなボディを目いっぱい活用しながらビタンビタンと体躯をぶつけあいいろんな液体をまき散らしながら禁断の愛を交わし合うさまはまるでその熱気がこちらまでダイレクトに伝わるかのよう。肉ヒダに沿って密集するアンダーヘアや滑稽なくらい極端なひょっとこフェラなど淫猥さを強調する描写もドカドカ盛りこまれエロシーンはまこと豪華絢爛。
我が子の前で裸体をさらけ出すハメになり羞恥ととまどいの表情を見せながらも、気がつけば濡れそぼつ蜜壷へ元気な怒張をねじこまれたちどころに快感のとりこ。超弩級おっぱいをブリブリ揺らしボンレスハムみたいなケツを振り回しながら忘れかけていたオンナの悦楽にすっかり熱中だ。いちばん敏感な部分を息子ちんこで容赦なく責めたてられ母親まんこの最深部へたっぷり精液を叩きつけられたその瞬間最後の理性もどこかへ飛び法悦の態で絶頂。
マイちんこの好みからは真っ向から対立するような物件ゆえお話によってはかなり使用感がシビアでこの総合評価になったが(作者さま本当にすいません)、逆に言えば熟女/母親スキーの方にはこのうえなくドストライクな超絶抜きツールとなろう。この特徴的すぎるヴィジュアルに自分本来の趣味嗜好さえねじ伏せられる奇特な読書体験はなかなか得られるものではなく、以後も作者の動向を注目していきたいところ。欲を言えば作画ほどには個性を感じないストーリーテリングにはまだまだひと工夫ほしいし、またpixiv等では10代女子も積極的に描いているのを知っているので商業誌でも若い娘を見てみたいのが本音だけれど、今後の伸びしろをいっぱいに残した可能性の塊ゆえ楽しみは尽きない。今回収録のものでは、雑誌編集者の母のもとへエロ漫画を持ちこんだ息子へ身体でアドヴァイス「エロ漫画編集者 絵美ママ」と、サイクルジャージ姿のままの母親と汗だく汁だくファックの「ママはむちむちロードレーサー」がとくによござんした。

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