2014-11-23

本年度のファン感謝DAY。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-ふじよし「NTRな関係」ジーオーティー ISBN:9784860849351
話△ 抜◎ 消小 総合○

奪い奪われの殺伐としたセックスからタナボタエロスごちそうさままで短編全12本。キュートフェイスなのにプレイは超過激なビッチどもてんこ盛りでお送りする作者通算4冊めのコミックスは本レーベルからの初見参にしてじつに6年近くの長大な空白を経てのニューリリースだ。
この作家のキャリアはかなり前からのもので、いまは亡き東京三世社よりデビュー単行本「僕のお嬢様」が世に送り出されたのがなんと2001年のこと。以後の刊行ペースはきわめて緩慢であり、富士美出版より2008年末に上梓された前単行本「妹中出し姦淫」からこの新刊までおそろしく間隔が空いてしまった。さすがにここまで産出量が少ないとたぶん漫画制作はサイドビジネス化しててほかの仕事が主たる生業なのだろうけれど、まだしも紙の上で再会できるだけマシと思うべきなのだろう。
かくも大ヴェテランでいながらその絵柄は充分にみずみずしく、間違っても最先端ではないにせよキュートなアニメ絵で泥くささはない。比較的シンプルな描線でいま風の緻密なトーンワークもなくいささか大味ではあるものの、むしろ変に密度だけ高くするよりは多少情報量を間引いたこの画面処理が合っていると思う。その意味で妙にコッテリ系へ振った表紙のカラー彩色はやや中身の印象と乖離しているので、ピンと来ず本棚に戻してしまう前に見本閲覧可の書店で内容確認するのを強くオススメ。余談だが、今回の装幀は特徴的なフォント遣いや全体のレイアウトのクセからしておそらく2冊めの「妄想劇場」(2003年刊)を手がけた人ではないだろうか(そして、このデザイナーが故・平和出版のエロ漫画単行本のトータルデザインを担当していたはず)。
ともあれAVのパッケージさながらの扇情的な表紙をめくると昔からおなじみのたいそう愛らしいガールズ&レディースがお出迎え。後述するように物語は今回ずいぶんダーク寄りなのだがヒロイン造形はあくまでカワイく迫る。設定年齢は10代ラスト~20代中心でそこへロリやママンもプラスという感じなのだけれど、顔立ちはみなさんずいぶんあどけなくて大人キャラでもティーン同然。おっきな瞳にほわほわ笑顔の彼女らだが一部ちびっ娘を除けば首から下はボンキュッボンのやたらとメリハリ利いた体型で、むやみにビラビラ大きめのえっちな女性器やモサモサやらしく生い茂った脇やら下腹部やらの描写とも併せ読者の精をしぼり取るのに特化したデザインとなっている。
ストーリーは余分な枝葉を取り払い最低限の状況提示をすませたのち即座に本番突入の実用一点張り路線。明るいお話もダークなのも双方こなせる人だけど、今回はコミックス表題が示唆するとおり後者方向へ多めに傾斜。とくに前半からの5本は明確な寝取られシチュとなっていて、夫や恋人以外のちんこに夢中となりはしたなくイキまくるメスブタどもの痴態を存分に堪能だ。一方で後半部ではオネーサマに導かれショタっ子童貞喪失やら突如乱入の美女に美味しくいただかれたりのうれし恥ずかしエロスが従来同様に健在であり、硬軟さまざまなアプローチからのガチンコファックで身も心もご満悦。
そしてこの作家最大の魅力はなんといってもド迫力の性交描写それ自体。和姦でも凌辱でも、純愛でもNTRでも、巨乳巨尻を派手に振り回しては性器どうしの真剣勝負をくり広げ粘着質の分泌物を大量に浴びて絶頂のオンナたちの艶姿を全面フィーチャーだ。タイマンラヴに乱交シーン、コスプレにエロ下着、アナル責めにスカトロ……という具合にプレイ内容はどんどん過激にニッチにエスカレート。ラヴリィフェイスにたっぷり白濁液ぶちまけられて白目剥きながら昇天するビッチどもの浅ましい媚態にけしからぬと憤怒しつつも股間は常時屹立しまくりだ。
たわわに盛られたバストやはしたなく肥大した土手を初手から見せつけつつ女たちは目の前の怒張へせわしなくがっつき必死にシャフトをしゃぶり倒す。口内へ大量に放たれたザーメンを美味そうに飲み干してニッコリほほえむ彼女らの秘密の花園へごほうびのナマちんこを挿入だ。激しく膣内を突き上げられるたびこみ上げる快感のとりことなり白痴じみたツラで下品によがり狂う牝どもの耳にはもはや辱めの言葉すら届かない。幾度となく体位を変えなんども子宮に精液放たれてその都度法悦の態で咆吼するヒロインの淫らな姿を見やりつつ、行為の締めくくりに受胎確実な特濃孕み汁を卵巣まで届こうかという勢いでドプドプぶちまけフィニッシュ。
日常パートを極度に圧縮しほとんどのページを交合に費やしたすさまじいまでの自家発電支援ツールであり、スカネタなど一部の私的萎え要素をさっ引いてすらなお二重丸グリグリのすばらしき実用性を誇る。そのへんオールOKな貴兄ならもうワンランク評価アップでもよろしいかと。漫画作品としての情緒とかそういうのを楽しみたいタイプの人とか、あるいはイチャラヴオンリー/凌辱オンリーなど作品の属性が統一されてないとイヤという方には向かないが、それ以外のすべてのエロ漫画愛好家に推奨したい。全作品すばらしい使い心地だが、なかでも漂流者たちの共有財産として昼夜セックス三昧の日焼けっ娘ヒロインがドエロすぎる「無人島サバイバル」と、清楚な女子高生が無残にヴァージンを散らされる一部始終を詳細中継の「進学の為に嫌々キモ叔父とセックスするJK」でもってマイサンをフル活用。

0 件のコメント:

コメントを投稿