2014-08-03

今夜の武闘派集団。

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-要青豆「発情パヒューム!!」クロエ出版 ISBN:9784903714967
話△ 抜◎-○ 消中 総合○

匂いに敏感すぎて学校生活が苦痛のヒロインは彼のアレの香りだけは大好物で……長編5話&アフターストーリー1本+忍術研究会の廃部危機を回避すべく女部長はカラダを張り奮闘正続編+両シリーズ合体描きおろしエピソード。ダイナミックボディを駆使しては派手によがり狂い精液搾取しまくりのドスケベヒロインてんこ盛りストーリーを明るく楽しくお送りする作者最新単行本は通算5冊めのコミックスだ。
この作家のことは以前のホームグラウンドであるコアマガ時代から知ってはいたのだけれど、これまでは雑誌掲載作を楽しみつつも単行本購入を決意するまでには至らずそのままなんとはなしに疎遠に。しかしながら今作発売後に店頭サンプルをチェックしてみたところお話も濡れ場もなかなかグッと来たので遅ればせながらの初挑戦。
おそらく80-90年代アニメ/漫画の直撃世代だったのだろうなあと思わせるその絵柄は、ほんのりなつかしいアトモスフィアをかもし出しつつも適度にモダナイズされていて泥くささ等はみじんもない。クッキリハッキリ太めの描線にPC仕上げならではの緻密なトーンワークが組み合わされたヴィジュアルがなんともゴージャス。カラー彩色よりむしろ白黒原稿の方が派手派手しく感じる珍しいタイプの作家なので、カヴァーイラストよりは裏表紙の収録作抜粋コマを見た方が購入可否の判断にはベター。
当版元の看板雑誌「COMIC真激」連載作を収録の作品たちは冒頭からの長編と終盤に収録の連作、および両者合流の描きおろしから構成。いずれも学園ものの体裁を採るので必然的にヒロインもハイティーン中心となる。コア時代はどちらかというと熟女の登場頻度多めだったこの人が今回は10代女子メインだったのも購入を決意した理由の1つだ。まあ一部ママンや女教師やらの年長系も登場するとはいえ、彼女らもキュート寄りのルックスでアダルトさん苦手の自分にも比較的受容しやすいのがありがたいところ。加えてドドーンとビッグバストがおごられた表紙絵が雄弁に物語るように女子連中みなご立派な胸の双丘をお持ちなのでおっぱい星人にはとくにオススメ。
収録2シリーズのいずれも、物語のベースラインは明るく楽しくエロっちくの明朗快活ラヴコメだ。ごっちゃり盛られたネームの洪水は若干ながらリーダビリティを阻害し、またエロ漫画的お約束を多用した進行で物語的コクはやや希薄。それをカヴァーしてあり余るのが魅力的なキャラ造形で、ことに長編作「桐山さん」シリーズのメインヒロインたる爆乳元気系「~っス」女子・桐山千賀子(きりやまちかこ)さんの超オフェンシヴな淫乱っぷりは見ていて爽快だ。現実世界ではおそらくボクっ娘以上のレアキャラだと思うが、あらゆることに前向きで恋にもセックスにも一生懸命の彼女の人となりを余すところなく表現するのにはこの少しばかりガサツな口調こそが似つかわしい。その他もう片方の「忍者しようよ!」連作の空回り系先輩女子・橘忍(たちばなしのぶ)さんもベタながらアホ可愛くてグッド。
長いのになると1話あたり30~40ページにも達するだけに、エロシーンもそれに応じたっぷりと配分されている。もとより濃口のタッチなのに加え、あたかも80年代ジャンプ漫画みたく大仰な擬音が大量に飛び交う画面はひたすら豪華絢爛。この賑々しい背景に乗っかってヒロインズのはしたなさすぎる痴態が全面フィーチャーされるのだからたまらない。ビッグバストを景気よく揺らし肉ヒダをおっ広げながら性器どうし激しく干戈を交えての天下一武道会開催にぼくらの股間もいきり立つ。
当初からノリノリのも最初躊躇するのでも、いざ最愛の男子を前にすれば彼女らたちまち発情し蜜壷は即座にヌレヌレ。暴れん坊をゴリゴリねじこまれ粘膜も破れようかという勢いで柔肉を貫かれながら汗と涙とヨダレまみれのアヘ顔を披露だ。乳首をこねくり回されハードに腰を打ちつけられて全身をのけぞらしトロけ顔さらしてイキ狂う彼女らの痴態をワイドに展開しつつ、見開きページでのヒロインM字開脚の構図から子宮の奥めがけたっぷりと白くねばつく液体を叩きつけて怒濤のセックス絨毯爆撃の総仕上げ。
昨今流行りの萌え絵に慣れた人だとこの強烈でえげつない性交描写には一歩引いてしまうかも知れないが、質量ともおそろしく充実の超ユースフルな抜き物件であることは間違いない。長編作のサブヒロインの方にはあまり感銘を受けなかったのとやや大きめの白抜き修整が興を殺ぎはするものの、総体として大いに楽しませてもらった。しばらくご無沙汰の作家だったけれどもこれほどまでに使わせてもらって感謝の念に堪えない。前述したとおり今作ではなんといっても桐山さんのドエロくもキュートなキャラメイクが絶品で、彼女のパワフルなファックといじらしい恋心の発露とどちらにも大いにキュンキュンしまくった次第だ。

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