2014-07-30

今年度の呑涛まつり。

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-ニム「かしましふぁっきんぐ!」若生出版 ISBN:9784948714571
話△ 抜◎-○ 消中 総合○

性春真っ盛り男子女子が怒濤の暴走の末ガチンコファック突入短編11本+フルカラーショート1本。キュートフェイス&爆裂ボディのやらしすぎるヒロインたちがハードにまんこを使役して精液搾取しまくりの超ユースフルな精液分泌支援アイテムたる本作は作者の記念すべき商業エロデビュー単行本だ。
この人のことは当初まったくその存在を知らなかったのだけれど、去年あたりからいくつかの媒体で目にする機会を得て大いに股間を活用させていただく。いちばん最初に目撃したのはこの版元の看板誌「comicプルメロ」ではなく別の出版社でのことなので、キャリアこそ駆け出しながらいろいろアクティヴに活動している人のようだ。ともあれそんなわけでペンネームには見覚えがあったので、7月の新刊予定表にその名前を発見しさっそく脳内チェックリストに刻みこんだ次第。
予定どおりいそいそと購入しさっそく各種情報をチェックすると、今回は2012-14年にかけプルメロ誌上に掲載の作品ばかりを収録の模様。表紙/裏表紙の印象どおり、カワイイ系のアニメ/ゲーム絵にコッテリツヤツヤやりすぎなくらいの陰影が乗っかる、昨今もっともこの業界で流行っているタイプのタッチだ。さすがにこれだけ各所で普及するといささか食傷ぎみではあるものの、書店店頭でもウェブ上の紹介記事でも非常に映えるこの手の絵柄はまだしばらくエロ漫画界を席捲し続けると思う。
この滑らかな筆致でものされるヒロインたちはハイティーンから20代入りたてあたりの黄金世代で構成。あどけないフェイスに不釣り合いなくらいの爆乳という昨今のトレンドど真ん中の取り合わせで、ことに石恵塗りをさらに濃ゆくした感じのトーンワークに彩られた大ぶりの乳首やぷっくり張り出した土手高まんこが特徴的だ。最近別の作家の新刊でも遭遇したけれど、幾人かどっかのアニメで見たまんまのキャラが投入されているのはまあご愛嬌。モデル的理想体型というよりは少々だらしないくらいお肉のついたプロポーションで、いまにも崩れ落ちそうなやわやわの肢体描写が女の子の柔肌にダイヴインしうずもれたい貴方には好適かと。
くり広げられる物語の方は作画よりはずっと個性的で、とりわけヒロインや男性主人公がせっぱ詰まった状況にテンパったあげく奇抜な言動をやらかしてしまう疾走系ギャグを描かせると抜群。オーソドックスなラヴコメもそつなくこなせはするものの、細かなバカネタを続々仕込みつつすっトボけたオチに帰着させるタイプのお話がいちばんイキイキしている。惜しむらくは1作品あたり16-20ページとかなり構成がタイトなせいでやや語りが性急になり、また表情変化の方はまだ照れがあるのかギャグ的に徹底できてなくて笑いのキレを欠く。このあたりの遠慮がなくなればテンション最高潮時の川崎直孝とか土居坂崎の領域に到達できるのではなかろうか。
お話展開に無理をさせてでもエロシーンの方に分量を割いたおかげで濡れ場はたいそう充実。気持ちいいほどちちしりまんこばかりにフォーカシングし性器結合断面図を豊富に散りばめながらの激しい交合ぶりは濃口の画面仕上げともあいまって勃起中枢をガツンと直撃だ。汗だく汁だくファックののち膣奥へたっぷり白濁液を注ぎこむ射精シーンを多くのお話で複数回フィーチャーしているのも好印象で、現代エロ漫画に要求される興奮ポイントを惜しみなく盛りこんだ職人芸を心地よく摂取。
服の上からでも圧倒的なヴォリュームを誇るはしたない女体を味わうべく着衣をずらしいきり立つ怒張を彼女の前へ突き出せば彼女の方もテンション土高めのまま股間にしゃぶりつきご奉仕スタート。怒濤の口腔テクにたちまち屈服し精を放つもすぐさま回復してこんどは観音様めがけ強引にシャフトをねじり込む。肉ヒダの奥の方までゴリゴリ突き上げるたび巨大なバストがブリブリ揺れヒロインも汗と涙とヨダレまみれでイキまくりだ。もちもちおっぱいにむしゃぶりつきながら往復運動のピッチをさらに加速し、マシンガンのごとく淫語まき散らす彼女の子袋へ2度3度とザーメンの奔流を叩きつけ種つけミッションコンプリート。
作品によってはコメディ色が強すぎて若干抜きを阻害し、またせっかくの精密性器描写が濃いめのトーン修整でさえぎられるのはもったいないけれども、総体としてはかなり実用オリエンテッドな1冊といえよう。背脂たっぷりのトンコツラーメンを一気に平らげたかのようなジンジンする刺戟がたまらないデビュー作だ。今回収録のものではわりと純愛に寄せつつ自信過少教え子JKの反則級ボディを美味しく頂戴「みにくいアヒルの娘」と、アホの子後輩っ娘の仕込んだドリンクで股間ビンビンの陸上男子がトラックを駆け抜けた高揚のまま彼女とストロングエロスの「ランナーズHIGH!?」が私的お気に入り。

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