2014-06-25

今週の声紋分析。

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-赤人「LIKE A FLOWER」ジーオーティー ISBN:9784860849191
話○ 抜○ 消小 総合○

幼なじみ女子2人との煮え切らない三角関係に決着をつけるべく迫られ思い悩む主人公の心はそれぞれと関係を持ったことでさらに揺れ前中後編+独立短編7本+フルカラーショート2本。とびきりの美少女たちがステディな彼にだけ身体を預けえっちに乱れてくれる全男子の夢実現な作者最新コミックスは通算2冊めにして当レーベルからの初見参だ。
美麗そのもののキャッチーな萌え絵に糖度1000%のタイマンラヴが組み合わされた会心のデビュー単行本「No girls no life」には息子がたいそうお世話になったものだが、その後しばらくして自分が定期購読していた「コミックポプリクラブ」誌上で描かなくなりすわ商業廃業かと往生。ほどなくして現本拠地である「コミックグレープ」へなかば横滑りする形で活動のベースを移したことを知り安堵したものだ。なお同時期にポプリ/故Pフラートの執筆陣がいろいろあり大挙籍を移してしているのだけれど、旧コミメガ勢のコミックゼロス民族大移動ほど話題になっていないながらも自分的にはけっこうなオオゴトでしたのう。
そんな経緯がありこちらへ収録の作品たちはその多くが(株)マックスの雑誌で描かれたもの。そこへ今回の版元であるジーオーティーの雑誌/web媒体での直近執筆作をプラスし、さらには2007-08年にかけコアマガジン刊「コミックメガストア」へスポット参戦した3本を落ち穂拾いの意欲的な構成だ。必然的に絵柄も作風も前作ほどの統一感はないものの、このままお蔵入りするかも……と危惧していたいにしえのお話を再度目にすることができ感謝感激雨あられ。
おっきな瞳のその中心部があたかも宝石のごとくキラキラ輝く眼の描き方が特徴的な萌えまっしぐらの筆致でものされる女性陣は、ほぼハイティーン専科の前作から下はランドセル世代に上は人妻さんと一気にワイドレンジ化。アダルトさんでもキュートフェイスにビッグバストの上方面はともかく、乳面積が極度に減少しすっかりスレンダーになったちびっ娘たちを目にするとなかなかにショッキング。もっとも元来は貧乳絵師だったこの作家の嗜好からすると商業エロでの巨乳路線こそが異端なのだが、そうはいっても依然として多数派は表紙のごとく見事な双丘を標準装備のおっぱい女子であり柔かそうな胸の谷間に顔をうずめたくなること必定。
物語傾向は引き続き知り合い以上恋人未満の少年少女がようやく次のステップへと踏み出し愛を確かめあう純情和姦エロスが支配的。こっ恥ずかしいラヴワードが飛び交い両者ほおを赤らめつつイチャつきまくるリア充ティックな恋愛模様に読み手の表情もすっかりゆるみまくることだろう。ことにポプリ/Pフラ初出のものは作品のテイストのみならずヒロインの命名もお花がらみで統一され、同じタイプのイチャラヴのみを摂取したい人にはまさにこれ天国。ただ前述のように誌風の異なる複数のメディアから収録作をかき集めたことでいくらか毛色の違うオハナシが混入していることに注意。雑食の自分的にはさほど問題ではないけれど、一部不穏なノリの話もあるので可能ならば店頭見本閲覧のうえおのれの許容範囲内か否か確認するのをオススメ。
くり広げられる濡れ場の方もわずかばかりの例外を除きベタすぎるくらいに甘々仕立ての1on1で推移。豊満ボディを惜しみなく開陳しゴリゴリ性器どうしを摩擦し合うガチ本番を豊富な結合部クローズアップを交えつつ展開だ。そのほか赤人漫画で特筆すべきはほぼすべての作品で女子の破瓜シーンが挿入されること。とりたてて初物信仰のない自分にはさほどグッとくる要素ではないものの、熱烈な処女スキーならばなにを措いてもマストバイでしょう。なかには人妻なのにヴァージンなどという変わり種まであり一部好事家にはたまらぬ趣向だ。
あどけないフェイスの下に息づく反則級のダイナマイトボディを最愛の男子の前でだけあらわにして彼女らはおずおずと彼の下腹部へ手を伸ばしシャフトをお口に含みつたなくも熱心にご奉仕スタート。すぐさま果てながらも旺盛な情欲に身をまかせ男子諸君はたわわな女体へルパンダイヴだ。2人してきつく抱きあいながらたぎる怒張を前人未到の秘密の花園へねじこめばうっすらと鮮紅の証がにじむ。彼女の苦痛を癒すべく優しく口づけしゆっくりと腰を使いはじめると徐々に発せられる声の響きも甘く淫靡に熱を帯びるのだ。ようやくリミッター解除し粘膜どうしの摩擦運動を加速するたび嬌声のヴォリュームは上がり汗と涙とよだれまみれのイキ顔もいっそう艶やかに。熱に浮かされるごとくハートマークを乱舞させ覚えたての快楽に身をよじらせる少女たちのヴァージンまんこめがけて2度3度と熱い精を放ち開通ミッションコンプリート。
全巻通してのトータリティではデビュー作に一歩を譲るものの、作者の多彩な活動の軌跡をを余すことなく見られるお得な1冊。ひとつひとつていねいに製作意図が述べられる作品解説も充実で、コレクターズアイテム的欲求をも大いに満足させてくれる。その他前作に引き続きカヴァー下の雑誌投稿欄的お遊びも楽しくて読後すっかりご満悦。今後はマックス時代にはできなかった新機軸にも意欲的に取り組んでいただいて多種多様なえっちを堪能したいものだ。収録作のなかでは唯一の連作「しろ×くろ」のサブヒロインである巨乳おっとりショート女子・黒咲渚さんの言動のすべてがマイ経絡秘孔直撃すぎるのと(「ぽんぽん」最高!)、短編では家訓により対外的には男で通してきたヒロインがサラシの下の爆乳さらしてドエロく乱れまくりの「内緒の一里静」がすばらしすぎて我が砲身を灼けつくほどに激しく使役。

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