2014-06-20

今夜のチャグチャグ馬コ。

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-あべもりおか「ちょうきょうものがたり」ヒット出版社 ISBN:9784894656338
話○ 抜○ 消小 総合○

匂い立つ豊満ボディをさまざまな形で蹂躙し犯しつくして短編全6本。もっちりやらしい肢体のガールズ&レディースをガシガシ強姦してはすっかり精液の味を覚えこむまで開発しまくりの凌辱一大絵巻は作者通算7冊めのコミックスだ。
この出版社の看板雑誌「COMIC阿呍」を定期購読するようになりはや数年、この人をはじめ同誌のレギュラー作家陣は自分のなかでもう古くからの顔なじみのような感覚でいる。しかしながら誌上でこの作家の掲載作を使わせてもらうことは多々あるのに、どういうわけか単行本レヴュウはこれまで手がけたことがなかった。じつはなん冊か購入させてもらってはいるのだけれどそれらはいずれも新刊発売後しばらく経過してからで、リリースと同時に買いこみ評価の俎上に載せるのはまったく初めてだったりする。
前単行本「お姉さんの膣穴」(当ブログでは未評価)からおよそ1年半の歳月を経て刊行のこちらをまずは表紙から吟味開始だ。メリハリの効いた一般青年誌調の筆致は萌えっぽさこそ希薄なもののきわめて安定しており、濃いめのカラー彩色がいっそう存在感を引き立てる。中身のモノクロ原稿に移るとその印象はさらに強くなり、みっちり緻密なトーンワークと建物や風景のひとつひとつまでディテイルを描きこむ、きわめて情報量の多い画面に圧倒されること必定だ。
そんななか今回餌食となる女性陣はハイティーンの制服少女を中心に上方向数名をプラスの構成。けっこうな頻度で年増キャラを描く作家なのでどちらかというとアダルトさん苦手の自分は波長が合わないこともあるのだけれど、この新刊に関してはスムーズに受容することができた。若干おられる大人ヒロインもこちらに収録のものに限ってはわりかし童顔寄りの造形で個人的にはありがたい。一方ボディデザインに関しては明らかに巨乳志向で、テカテカツヤツヤのトーンワークに彩られた豊満な双丘がおっぱい星人たちをとりこにすることだろう。加えて一部の貧乳さんを含めみなさん格ゲーに登場してもおかしくないガッシリした骨格の持ち主であり、ハリのある肢体が画面いっぱいに躍動するさまがなんともダイナミック。
コミックス表題で明確に謳われているとおり、収録作の大半はガチの強要凌辱系。近親プレイに赤の他人を巻きこみ彼氏の目の前で処女を散らし百合カップルにちんこの味を覚えこませ恋人のマゾ性癖を開花させて……と、前半部の4本は編集部からのオーダーにより調教ものテーマで描きあげた由を巻末著者あとがきで明らかにしている(作者が言うには結果的に必ずしも調教にはなっていないとのことだが)。残りの読切2本のうち片方は凌辱母娘丼ネタでありテイストは類似しているのだけれど、巻末収録のお気楽エロコメ「求む! 看病」のみが場違いなアトモスフィアをかもし出していて逆におもしろいぞ。これまでもライト/ダーク両刀遣いの作家だったので自分はどちらも楽しく読んだが、強姦輪姦タイプのお話だけを摂取したい人に対してはいちおう注意喚起。
最低でも24ページ、多いのになると40ページ以上にもわたる大ヴォリュームのお話ばかりゆえ、濡れ場も比例して非常にロングラン&パワフル。あたかも空白を憎むかのごとくひたすらベタかトーンで埋めつくされたミチミチの画面構成ともあいまって、性器どうしのガチンコバトルは異様なまでの迫力だ。肉置きのよい女体がゲスい男どもの手でなすすべなく汚され屈辱的なプレイを強いられて白濁液にまみれる光景が痛ましくもエロっちい。その他あべもりおかで特筆すべきはたっぷりアンダーヘアやらボーボー脇毛やらオケケ描写の充実ぶりで、黒々と茂ったそれがさまざまな分泌物を浴びてテラテラ光り、あるいは体臭を巻きこんでムワッと周囲の空気をかき乱すさまが2次元らしからぬリアリティを演出。
着衣の下ではしたなく息づくエロボディをすみやかに外の空気へさらすと濃密なメスの匂いが早くも立ちこめる。蒸れ蒸れの肢体を舌先でねめ回しながら下腹部のジャングルをかき分けおもむろに息子をインサート。ハードに子袋を突き上げられ彼女らたちまちほおを紅潮させ随喜の涙を流しよがりまくりだ。汗みずくになりながら全部の穴を責めたてられ半身をよじらせてもだえ狂う痴態にいっそう嗜虐心も刺戟される。気の遠くなるまで責め苦を与えられ身体を貫く衝撃に心身を支配されて思考能力を完全に喪失した彼女らのあえぎ声はもはや動物のそれにほかならない。ケダモノのごとく咆吼する牝どもの胎内めがけ2度3度と白くねばつく液体を叩きつけたその刹那、ヒロインは肉欲の前に完膚なき全面降伏を宣言するのだ。
ややクセはあるものの力強い筆致とそれにふさわしい充実のストロングファックとでメガ盛り弁当のごとき満腹感が味わえる使い勝手良好の抜き物件。昨今は避けがたい本数多めのトーン修整も他社と比較検討すれば相対的にマシな部類であり極端に興を殺ぐことはないはず。またモサモサの下腹部が随所でフィーチャーされており体毛描写大好きっ漢にはとくに自信を持ってオススメだ。自分的には短髪アスリート体型の水泳っ娘がモロにツボな公開集団レイプ話「凌辱ヲ泳グ」がダーク系の、唯一の能天気ネタであり草食系彼氏を風邪ひきのフリして誘惑(座薬おねだりプレイがナイス)の「求む! 看病」がライト系の、それぞれマイフェイヴァリット。

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