2013-10-24

本日のアメリカン・ニューシネマ。

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-ドバト「少女とギャングと青い夜」ヒット出版社 ISBN:9784894656086
話◎ 抜○ 消小 総合○

押し込み強盗とその侵入先の住人として出会った青年と少女は思わぬ成りゆきにより急速に絆を深め互いの肉体におぼれてゆくが……表題作長編全7話&エピローグ。息もつかせぬ疾走感のなか次から次へ新たな状況が押し寄せてくるジェットコースター展開を背景にして甘やかかつ激しく濃密なセックスをヴォリュームいっぱいにお送りするサーヴィス満点の作者最新刊は通算4冊めにして当レーベルからの2ndコミックスだ。
商業活動のホームグラウンドをヒット出版社に移し昨年5月発売の前単行本「じゅうよん。」を上梓したのちは、同社の看板誌「コミック阿呍」のレギュラーとして完全に定着。じっくり腰を据え長期スパンで作品構想ができるようになり満を持して本格連載にチャレンジしたのがこのたびの新刊だ。じつを言うとロングラン長尺ものとしては通算2冊めの「純愛以上レイプ未満」が先駆としてあるのだけれど、そちらはエロゲーのコミカライズ作品でありゲーム原作者がプロットを担当していたので本作こそが正真正銘のドバト初長編。
少女漫画由来の愛らしいタッチをデビュー当初からの武器としており、物語の振幅によってヒロインは喜怒哀楽さまざまな表情を見せつつも基調としてのキュートさはまったく失われない。またカヴァー下解説によると本連載から作画をフルディジタル化したとのことで、それによりお顔やお肌の繊細なトーンワークやらちんこまんこの質感アップなどが図られいっそうヴィジュアルが魅力的に。
1冊まるまる続きもののうえ登場人物も必要最小限に絞られていて、抜きキャラとして登場するのは表紙を飾る食べごろJC・小野寺桐子嬢(通称キリコ)ただひとり。彼女の持つ年相応にささやかなお胸と華奢な手足、そしてすべすべのスリットという思春期前期のチャーミングさ全開の肢体は単独ヒロイン制であることの弱点など帳消しにしたうえで愚息もフル勃起であるのだが、完熟グラマラスボディをお好みの方には当然不向きなのでおのれの性癖とよく相談のこと。
奇天烈コメディから超弩級シリアスまで異様なまでにワイドレンジな物語を難なく操ってきたこの人が今回いどむのはある種古典的なボーイ・ミーツ・ガールの恋物語。強盗に性的虐待、コン・ゲームに輪姦強姦、最後にはあてどなき逃避行の末にアクション映画さながらの大爆発と、仕込まれたギミックはつめこみすぎとも思えるほどに派手派手しく多彩。しかしながらその本質を突きつめるとそれはヒロイン・キリコとヒーロー(と言うにはずいぶんへタレだけど)・レオンとの青くさすぎるくらいの純愛へと帰着する。それぞれにある種の欠落を抱えていた2人が突然の出会いからやがて相棒(バディ)として行動するうち心惹かれあい永遠の愛を誓うまでには作品内時間にしてほんの数日にすぎないのだが、おそろしく凝縮された刻のなかで精いっぱいに求めあいお互いのなくしたピースを埋めてはじめて心の充足を知るに至るさまを余すところなく描ききるためにはこの分量が必要だったのだ。あわただしくもみごとに収束した最終回のいよいよラストの部分、夜空にレオンを思い独白するキリコのおだやかな表情を前にして我々読者もまたこれまで見てきた冒険の数々を回顧し感慨にふける。
どちらかというとストーリー優先で抜き的には必ずしも強力無比というタイプではない作家なのだけれど、ふんだんにページを費やしキリコの行動の一部始終を詳細描写することで結果的に濡れ場も既刊に比べパワフルに。とりわけ瞳にハートマークを浮かべ小刻みな嬌声をまとわりつかせてのトロ顔描写は絶品で、陶磁器のような白い肌がすっかり熱気を帯びて朱に染まるなか全身を打ち震わせて快楽に身をゆだねるさまがたまらなくエロっちい。ちっぱいのほんのりしたふくらみや10代特有のみずみずしい女性器の色つやもたいそう扇情的で女子中学生スキーにはたまらぬご褒美だ。
ちんまいボディを自分から押し開き彼女はまだしちゃいけない表情で男を誘う。いきり立つ剛直で狭隘な蜜壷を強引に貫かれてたちまちキリコさん法悦の態。そこかしこにハートマークをまき散らしながらきゅんきゅん内奥を締めつけて熱に浮かされたようにセックスに没頭するその痴態に興奮もいや増す。いよいよ締めつけを増す膣内の快楽に辛抱たまらず、ティーンエイジまんこの最深部へ大量の白濁液を流しこみフィニッシュ。幼い性器からザーメンを逆流させたまますっかり焦点を失った瞳とヘロヘロのお口をさらして膣内射精の余韻にふけるキリコの艶姿にぼくらのエレクチオンは止むことがない。
読み返してみたらトータルでも数日間、ボニー&クライドもかくやのロード・ムーヴィパートなどはたった1昼夜にすぎないのにとんでもなく密度の濃い物語&ファック描写でお腹いっぱいになるまでコンテンツを堪能できた。冒頭の父娘エロや中盤のレイプシーンなどややヘコむ部分もあったがそれも2人の赤面ものの純愛成就のためのプロセスだと思えば納得。またもっとも心配だった消し強化もモザイクではなく白線やや増し程度で収まっていて現状ではがんばってくれたのではないかと。作者のエンターテイン能力を余すところなく開陳した本作をステップにさらなる傑作を生み出してくれるのを心底楽しみにしている。まあゴチャゴチャと言葉こねくり回しましたが要はキリコたんのJCまんこ最高!ということで。

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