2013-09-08

今夜の猟奇ファイル。

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-NABURU「72 -陵辱立てこもり事件-」クロエ出版 ISBN:9784903714820
話○-△ 抜○ 消小 総合○

結婚式の最中に教会を占拠した凶悪犯によって花嫁ら女性たちは無惨に犯され果ては人質同士でセックスを強要され表題作中編4話+独立短編5本。暴力に屈し有無を言わさず大量のザーメンを子宮に流しこまれて悶絶する女たちの地獄絵図を詳細にライヴ中継の作者最新刊は2つのエロ用ペンネームあわせての4冊めであり当社での2ndコミックスだ。
女の子はわりとキュートなのにやってることは極悪非道勧悪懲善のガチレイプというすさまじいギャップを武器に活躍する人。お仕事先によって、たなかなぶる/NABURUと2つの名前を使い分けているが、内容的にはどちらも凌辱一辺倒なのでラヴラヴスキーは絶対回避で。今回はエンジェル出版よりたなかなぶる名義で発売された前単行本「精液泥棒」から2年あまりと久しぶりの新作リリースだ。またこのペンネームでの物件は2010年6月刊の通算2冊め「強制挿姦」以来となる。
巻末短編「寝取り母-娘の彼氏と-」のみ同人誌からの再録となるが、他の収録作品は当社刊「COMIC真激」に掲載されたもの。執筆時期は2011-13年と直近のものばかりなので中身の絵柄は表紙と完全コンパティブルだ。TI/クロエの単行本でよくあるように裏表紙には内容の一部抜粋コマが載っていて、店頭サンプルのない環境でも白黒原稿の雰囲気を確認できる親切設計。
黒目がちの大きな瞳がチャーミングな女性陣と妙にリアル志向の冴えない青年/オッサンキャラとの対比が印象的な絵柄はオーソドックスなアニメ絵で、そのままエロ抜きの一般誌で活躍してもまったくおかしくないソフィスティケイッドなものだ。このキュート寄りの造形でいながら手がけるのはインディーズの企画ものAVみたくえげつない凌辱ネタばかりという極端な落差がまいどナイス。
ピチピチのJDさんから完熟子持ちーズまでヒロインの年齢層は比較的ワイドレンジだが、どんなに年上のキャラでもたいへん愛らしく描かれており推定アラフォーでも見た目は20代同然。あどけないフェイスに大ぶりのバストが付属する魅惑のボディデザインに読者のちんこはビンビンだ。婀娜っぽい大人女性がお好みの方には不向きかも知れないが、あんまりアダルトっぽい造形だとちんこが萎える自分などはむしろ大歓迎でございますよ。
今作コンテンツは大別すると前半/後半2パートで、ほとんど筋らしい筋はなくひたすらエンドレスで阿鼻叫喚の強姦輪姦をくり広げる冒頭中編「72 -seventy two-」と、それ以降の1話完結作品群とで構成される。いずれも凌辱ティックなパワープレイに終始する点では同様なものの、うしろの読切作品はギャグで落としたり合意エロスだったりと前半部に比べマイルド志向。そうは言っても全体の印象は凌辱系の作品に完全に引きずられ、また表題作をはじめ悪人側の一方的な犯り得に終わり被害者は取り返しのつかぬトラウマを抱えこみながら泣き寝入りというケースが多いので、さわやかな読後感を期待するのならいますぐ回れ右すべし。
派手に女体が入り乱れ各種の粘液が飛び交うエロシーンはたいへんに高密度。女性らしく丸みを帯びたボディが乱暴に組み敷かれ前戯もなにもなくシャフトをねじこまれて苦悶する姿をダイナミックな流線や盛りだくさんの擬音をバックに従えつつ詳細描写する。前後の穴をダブルの剛直で貫かれながら手ひどく辱めの言葉を投げかけられて涙するヒロインズの受難劇にいけないと知りつつも思わずエレクチオン。最後に渦を巻くように流しこまれる大量の中田氏ザー汁で彼女らの尊厳も完膚無きまでに汚されるのだ。
着衣を強引にはだけられ秘部をあらわにされる恥辱に女たちはほおを朱に染めながらも卑劣漢どもは彼女らの思いなどおかまいなしに怒張を挿入してくる。どれほど泣き叫んでも救いの差しのべられない絶望的な状況のなか、女性たちは気の遠くなるほどの長い時間ひたすら性欲処理の道具として奉仕させられるのだ。豊満なバストをまさぐられ口にはペニスを差しこまれたままえげつなく腰を使われ悶絶。望まぬ快楽を無理やり引き出されながらヒロインは子宮いっぱいに特濃スペルマをぶちこまれてケダモノのごとく咆吼しながら餓鬼道へと堕ちてゆく。
いろいろあって活動に若干ブランクがあったものの、あいかわらずのパワフルな濡れ場と正義なにそれな科白まわしにゾクゾクさせられた。泥くささのまったくない筆致なのに問答無用のガチ凌辱という作家はなかなか貴重な存在なので、今後とも末永くこちらのフィールドで執筆してもらいたい。収録作のなかではやはり物語の枝葉を徹底的に整理し集団レイプに特化した表題作が白眉で、花嫁/TVリポーター/修道女3人のヒロインそれぞれで気持ちよく抜かせていただきました。

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