2013-09-02

今月の考えるヒット。

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-春籠漸「正しい妹の躾け方」ヒット出版社 ISBN:9784894656017
話△ 抜○ 消小 総合○

性欲魔人の兄に犯されて以来ヒロインはすっかり淫乱な本性をむき出しにして長編5話+イケメンなのに超小心者の主人公がようやく普通にお話できたあの娘はドスケベビッチ前後編+前単行本&前々単行本宣伝漫画各1本。不特定多数のちんこをモリモリくわえこみだらしないアヘ顔さらしてイキまくりのエロエロガールズてんこ盛りでお送りする作者最新刊は通算12冊めの単行本だ。ちなみにこちらは本来8月下旬発行ゆえかなりの遅延レヴュウであることをあらかじめお断りしておく。
ヒットへやってきたのは今世紀に入ってからだが、じつは平成ひとケタのころからこの業界でメシを食っている大ヴェテラン。あまりにも活動歴が古すぎて最初期の数冊はアマゾンでも扱われてないほどだ。そんなわけで自分も昔から大いにお世話になっているのだけれど、2年前に発売された前単行本「どうしよう、キモチいい」はちょうど入院とかち合って記事にする機会を失い以後そのまま(のちに購入はしたのだが)。したがって当ブログでこの作家を取り上げるのは2009年に出た2つ前の「ワイセツ絵本」以来のこと。
デビューしたてのころは当時のエロ漫画としては非常にめずらしいりぼん/なかよし系のたいへんファンシィな絵柄だったのが、その後キャリアを積むごとに雰囲気が変わり現在ではすっかり濃口のタッチに。なお外注グラフィッカーの手になるカラー表紙絵の雰囲気と中身の白黒原稿のそれとではいくらか齟齬があるので、可能ならば店頭見本か出版社web上のサンプル画像を先にチェックするのがベター。
この版元に移籍してきた当初はロリメインだったが、最近はハイティーン女子を中心とした構成。今回も長編/読み切りともに学園ものなので必然的に登場するのはJKばかりだ。愛らしいフェイスにおわん型の巨乳、キュッと締まった細い腰に優美なラインのヒップと情欲をそそりまくるボディラインの女の子がズラリと並び読者のちんこを待ちかまえているという寸法。
だいぶ前からこの作家は多人数ファックと寝取り/寝取られをストーリーの主軸に据えていて、当然のごとく本作においてもそれは踏襲される。ことに彼ら彼女らが思いを寄せる相手とはまったく別の、ろくに愛情のない異性とどういうわけか肉体の相性は抜群ですっかり互いのちんこ/まんこにおぼれる、というのが黄金パターン。おのおのの物語によって前述の2つの要素のさじ加減は微妙に変わるが、いずれにしても1on1の純愛エロスを希求する貴方にとっては悪夢にほかならないので要注意。
純情可憐なヒロインがふだんの清楚な表情を翻しすっかり理性のタガを外してドスケベぶりを発揮しまくるエロシーンはたいそう高密度。下腹部のジャングルへゴリゴリ欲棒をねじこまれ粘膜もめくれ上がるほど激しい往復運動をくり返しては全部の穴に大量のザーメンを分泌される一連のシークエンスをじっくりねっとり詳細中継だ。また肉ヒダの1枚1枚まで執拗に描かれる性器断面描写も特徴的で、情欲に身もだえし目玉グルグル回しながらケダモノのごとく咆吼するえげつない絶頂シーンと併せ読み手の勃起中枢をハードヒット。
柔肌をむき出しにして生まれたての子羊のように震えるヒロインもいざたぎる怒張をねじこまれればたちまち淫乱ビッチへと豹変。2本3本とシャフトが差し出されるたび上下前後いくつものお口でお相手だ。カズノコ天井のごとき膣内でイチモツをガッチリくわえこみつつ自分から腰を使い快楽享受に没頭する浅ましい痴態に興奮もいや増す。愛する男性以外の陽物に貫かれながら快楽のワナにすっかり溺れこみ恥も外聞もなく膣内射精を懇願するさまはもはやただのメスイヌだ。全身を打ち震わせながらファイナルアクメを迎えんとする彼女の全部の穴めがけて許容量オーヴァーの白濁液を勢いよくぶちまけてようやく果てなき性の饗宴にエンドマーク。
ファック最優先でストーリーテリングは錯綜ぎみだし、私的嗜好からすると唇の描写やアヘ顔に少々やりすぎ感を覚えはするものの、わずかばかりの導入部を除けばほぼ全編犯りまくりなのでコストパフォーマンスは抜群。愛らしい絵柄なのに性器はモジャモジャピキピキのリアル志向というギャップも素敵で、これから涼しくなる夜のお供には最適だ。巻末著者あとがきではやや弱気な発言をしてはいるけれど、この人の描くドエロくてかすかに心の痛む乱交/NTR長尺ものは根強い需要があると思うので今後もぜひ読ませてもらいたいもの。あとまったく勝手な願望としては春籠漸の描くミドルティーン巨乳女子が最強に私的ツボなので、昔みたいなロリっ娘と現在のハイティーンとの中間あたりの年代でおっぱい盛った感じの女の子をヒロインに据えていっちょ描いてくれるとうれしいなあ。

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