2013-04-14

今晩の棒振り日記。

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-ぐすたふ「堕妻アリス」サン出版 ISBN:9784864446310
話○ 抜○ 消小 総合○

かつての教え子にレイプされ夫を尻目に肉欲の罠へ堕ちてゆく元女教師の転落の日々表題作中編4話&描きおろし後日談+久しぶりに会った妹の誘惑を拒みきれずいつしか禁断の行為におぼれ前後編+独立短編2本。策略と狂気のうずまくいびつな愛の物語を端整なヴィジュアルに載せてお送りする作者通算3冊めにしてマークつきとしての第2弾コミックスだ。
4月の新刊予定表でその名を見たときはまったく意識になかったのだが、店頭で見本を立ち読みしてなかなかエロそうだなあと衝動買い。帰宅後にちょっとググってみたら去年非成年扱いで出たこの人の2冊め「夢ミル醜人」が刊行当時けっこう話題になっていて、そういえば自分も漫画ライターのたまごまご氏メンズサイゾーで記事にしていたのを読んでちょっと興味がわいたのを思い出した。とはいえ結局それは買わなかったので今回が正真正銘の初挑戦となる。
ガチ成年向けとしては2011年に上梓された初単行本「放課後TOYフレンズ」以来となるこちらは、本作の版元から発行されていた「マガジン・ウォー!狼」および「コミックBugBug」に掲載のものを収録。すべて2012年に執筆と直近のものばかりなので絵柄のブレもなくクオリティは安定だ。非常に細い描線を用いた一般青年誌調の絵柄は派手さこそないもののたいそう美麗で、大昔の快楽天みたくアート系の雑誌だとジャストフィットしそうな感じ。
この繊細なタッチから生み出されるヒロインたちは推定ハイティーン~20代中盤あたりの食べごろ世代。お顔はわりとあどけない系の造作でありながらボディは存分に発達した3次元的にリアルなそれが付属するという微妙なギャップがやけに情欲をそそる。おっぱいは大ぶりなのに腰はキュッと締まったモデル顔負けの肢体に遠慮会釈なくザーメンをぶちこみまくるのだからまったくこたえられませぬよ。
そんな彼女らが投げこまれる物語世界は病みまくった登場人物たちが貞操だの社会常識だのクソ食らえとばかりに破戒の限りをつくすアモラルな性愛曼荼羅。ストーカー男による略奪愛をその成就まで綿々と描ききる表題作のみ野郎サイドが仕掛けに回るが、それ以外はヤンデレと呼ぶにふさわしい破滅型ヒロインがラヴをこじらせてなかば脅迫じみた手段で意中の男子をゲットする話ばかりだ。ギャグぎみに落とす作品もあるものの、大半は恐るべきハニートラップに巻きこまれたあげく取り返しのつかない事態を招くエンドになるので、読後「女は怖えぇ!」と戦慄すること請けあい。ほのぼのラヴを希求する貴方は即座にこの本を投げ捨てて逃亡することをお勧めする。
背徳感あふれるストーリーとシンクロするように濡れ場もなかなかにねっとり執拗だ。緻密なちんこまんこ作画の好アシストを得てイケナイ関係の一部始終を完全中継する。とりわけ膣内はおろか子宮や卵巣までフィーチャーする性器断面/透過描写のさなか間歇泉のごとく噴き上げるザーメンやら卵子めがけてオタマジャクシが殺到する着床場面やらえげつないシーンが頻出するさまはもうエロいんだかグロいんだかわからぬカオスぶりでグッド。
たわわな乳房にむしゃぶりつつ肉ヒダをめくれんばかりにこね回すと彼女らすっかり発情し自分からちんこを求めて股間をおっ広げ全裸待機。すぐさま子宮の奥まで貫く勢いで怒張をねじこまれアンアンアヘりまくるさまがなんとも淫猥だ。ハードに粘膜をこすり上げられて恥も外聞もなく淫語ばらまきしきりに膣内射精を懇願するエロメスどものえっちな子袋めがけて大量の白濁液をぶちまけて種つけ任務完了報告。
自分の好みとは若干ズレる絵柄ではあるものの、女が堕とす/堕ちるまでの偏執狂的に細かなディテイルの積み重ねやチューニングが狂いっぱなしな登場人物たちの心象描写は圧巻。巻末あとがきで「単に女の子が股を開くだけのエロ漫画は嫌や!」と言い切る著者の意気ごみが存分に表れた佳作といえよう(まあたまには肩の力を抜いて痛快娯楽犯るだけ漫画も描いてほしいけれども)。収録作のなかでは存分にじらしたのちすっかり人妻をちんこパワーで支配する王道NTRのタイトル・チューンもすごいが、10代女子スキーの自分的にはお兄ちゃん愛で歪みまくったヒロインが策略の限りをつくし現カノから寝取りを敢行する「俺が妹に堕ちるまで」前後編が最愛。

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