2012-12-31

「酒とエロ漫画の日々。」Selected 2012年エロ漫画ベスト10

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
あまたある漫画レヴュウサイトの同種企画パクリである「「酒とエロ漫画の日々。」Selected 2011年エロ漫画ベスト10」を昨年末にやらせてもらったところ思いのほか好評をいただき、これまでになくブクマだのリンクだのをしてもらい気をよくした俺が今年もまた実施する二番煎じイヴェントのはじまりだよ~!!

先ほどまとめた総括記事で集計したように、2012年は全部で270冊のエロ漫画単行本を評価の俎上に載せた。その際に当ブログでは冒頭で実用度をはじめ物語性や修整具合といったファクターを○×式で評価している。そこで抜き評価が「◎」のものだけをまずピックアップし、そのなかからさらに厳選したのがこの10冊だ。
今年も作品性とか売上ランクとかはまったく考慮せずひたすら「俺のちんこに響いたか否か」のみを選考のポイントとしており、朝昼晩ことあるごとに俺の摩擦運動のお供として大活躍してくれた作品たちがここにズラリと集結している。
なお詳細なレヴュウ内容についてはそれぞれに記されたリンク先をクリックしていただきたい。


第10位 駄菓子「純潔の終わる日々…」ワニマガジン社 詳細感想
モノクロで迫る衝撃的な印象の表紙そのままに繊細かつ緻密な作画はどこか頽廃的。JKから人妻まで凛としたヒロインがすっかり肉欲におぼれふだん見せないだらしないイキ顔をさらけ出す光景がじつに背徳的でよろしい。やらしい肉づきの肢体をじっくり責めたてる濃口エロスの殿堂に乾杯だ。
ワニマガの新人漫画家たちは絵は達者ながらどこかで見たことのあるタッチだなあ……と感じることが多いのだけれど、この作家についてはまったくそれが当てはまらない、デビュー作からワン&オンリーの存在感がすばらしい。執筆時期の新しいものほどさらに作画が洗練されているので、次回作が本当に楽しみな人。


第9位 ディープバレー「ディープ淫パクト」三和出版 詳細感想
巨大な乳尻のムチムチボディに負けず劣らず豊饒なテクストの洪水が画面全体に横溢するさまは唯一無二の個性。たわわな肢体をハードに使役するガチンコファックと明朗快活で軽やかな作劇とのコンビネイションも良好で、心身ともにスッキリしたいときの最適解だ。
コアやワニなど大手とは違うニッチな芸風の作家を集めて独特の存在感を発揮している「コミックマショウ」から飛び出してきた特大のビックリ箱。この作家最大の武器である淫語マシンガン乱射はハッキリ人を選ぶけれど、そのうちもはやそれなしではいられなくなる中毒性がgood。


第8位 椿屋めぐる「マジカルメイクラブ!」マックス 詳細感想
少女漫画系の愛らしいフェイスにリアル寄りな性器がプラスされるえっちなボディをお持ちの人外っ娘らがハードにまんこを貫かれてアンアンイキまくる光景がじつにエロっちい。突飛な設定を普遍的なラヴコメへ上手く着地させている。
今年刊行2冊のうち今回はよりラヴラヴ寄りのこちらをセレクトしたが、奇抜な肉体や変態性癖など題材のフェティッシュさを強調した一水社刊の「破廉恥乙女」も独特の味わいでオススメ。



第7位 紙魚丸「JUNK LAND」コアマガジン 詳細感想
比較的淡泊なタッチや飄々とした日常描写とは裏腹に、濡れ場ではヒロインズがその端整な表情をセックスの快楽ですっかり崩壊させ乱れまくるスウィッチの切り替わりぶりがじつに印象的だ。ツリ目ショートっ娘含有率の高さも自分的にうれしくハードに愚息を使役。
コアマガの執筆陣というと量産型アニメ/エロゲ絵で展開もワンパ……みたいな思いこみはこの作家の存在を知ればたちまち覆るはず。美大漫研的なノリでガチエロというほのかなミスマッチが素敵だ。



第6位 こりす「ラブ・ペロ」マックス 詳細感想
萌えど真ん中のキュートな絵柄でいながらやってることは問答無用のガチンコファックというギャップがすばらしい。展開は少々イージーなものの明朗快活エロコメで間口も広く、それでいておにゃのこが執拗にサオを舐めあげたり延々性器どうしの往復運動に熱中するのだからたまりまへんな!
同人業界にはまるでうとい自分がめずらしく先に薄い本から入った人で、そちらの活動から商業誌にも描いていることを知った通常とは逆パターン。もとより二次創作よりオリジナル多めの作家なので商業も同人もよく似たノリに安堵。



第5位 河上康「うさみこさんと」茜新社 詳細感想
ぷにぷにと愛らしいフェイスにこんもりおっぱいのヒロインたちが甘美なイチャラヴ空間のなかでゴリゴリ膣内を貫かれ幾度となく中田氏されまくりという美味しすぎるシチュにマイちんこ歓喜。濃密そのものな合体してる感がすばらしい性器結合描写におっきも止まらない。
いまは亡き「COMIC RIN」のおっぱい成分を担当したこの人だが(貧乳もそれなりに描くけれど)、現在はもうひとつ執筆していたコアの「コミックメガミルク」までつぶれて目立った活動をしていない模様。ぜひまたガッツリ抜ける作品をモリモリ量産してほしい作家だ。



第4位 出縞臣「キミだけの」ヒット出版社 詳細感想
景気よく乳が盛られたドエロい女子のねっちょり糸引く淫裂にゴリゴリちんこねじこみ中田氏三昧のガチンコエロ。コア→ヒット移籍後はラヴ濃度が増し肉体の密着感もアップしてと、もとより高い実用性に拍車がかかり君のちんこもねじ切れること必至だ。
ファックの一部始終を生々しく中継し続けるヒロインの痴態と、フィニッシュで勢いよく子宮内にザーメンの奔流を噴射する独特の膣内射精場面がすばらしすぎる作家。女の子に「せえし出して……」と懇願されるたびおいどんの股間も辛抱たまらなくなるのですよ!



第3位 わらしべ「にくまん娘」茜新社 詳細感想
少年漫画系の健康的なタッチなのにやってることは性器同士の果てなき抗争というすばらしきギャップがまいど素敵だ。顔よりも巨大なのではというまんこやア ナルのドアップを多用し断面図盛りだくさんでお送りする特濃ファックの雨あられに最後の1滴まで精液を搾取されること請けあい。
本作刊行の直後にリリースされた富士美出版刊の「クラス嫁イド」も捨てがたかったけど、より題材が好みなこちらをチョイス。子宮口の奥まで惜しみなく見せつける怒濤のエロシーンの迫力は業界屈指で、もっとバンバン売れてもおかしくない人だといつも思う。



第2位 なるさわ景「CHUっちゅ あいらんど!」茜新社 詳細感想
この作家得意の数ページにわたる長大な膣内射精プロセスはさらに精緻を極め、なん度も種つけされてはイキまくるおにゃのこのえっちなイキ顔も比例して威力アップ。ほのぼのと牧歌的な絵柄と強力無比なエロシーンとのすばらしきミスマッチに無条件降伏。
2012年の2冊中、先に発売の同社刊「純愛トリコロール」は女子側のSテイストが強すぎたので、その色彩の薄いこちらの方が断然使えた。発射シーン1コマのみのお手軽膣内射精が横行するなか、この人の描く超ロングラン中田氏はまさしくモノが違う。単行本帯の宣伝文句「種付け断面の首領(ドン)」はダテじゃない。



第1位 らんち「コイナカ」コアマガジン 詳細感想
清楚なルックスのヒロインたちの特盛おっぱい&ぷっくりまんこをゴリゴリいじくり倒しては精根尽き果てるまでなん度も膣内射精しまくりのガチンコエロスが殿方の股間を永久に励起せしめる最強にして最凶の特濃抜き物件だ。和姦ハードエロのひとつの到達点として2012年を代表する1冊。
去年トップの稍日向「ぬこ巫女タン」以来の私的抜き評価「◎◎」物件は当然1位の座がふさわしい。絵柄も内容もすべてが俺のハートにジャストフィットで、オカズに困ったときは迷わず寝床の横に常時控えていたこいつに頼ったほど。世間的評価も非常に高く、アマゾンのアダルト年間ランキングでも堂々の頂点。ただ本作発売後極端に活動のペースが落ちて現在休筆状態なのが気がかりで、早く新作を発表して再びぼくらのちんこを虜にしてもらいたいところだ。



今年のトップ3選考はまったく迷わず即決で、その他中位のも比較的容易にセレクトできたのだけれど、最後の方の数作は決定まで非常に時間がかかった。惜しくも次点となったのはひょころー「かくしデレ」大友卓二「アイドル☆シスター」といったあたり。これらとランクイン作品の差はほんのわずかで、別の日に選考作業を行ったなら入れ替わっていた可能性も大いにある。また本来ベスト10級作品ながらあえて外したのが緑のルーペ「ガーデン(1)」。いまだ雑誌連載中のこちらは、完結してから改めて選考の対象とするつもりだ。
以上、またしても王道とはほど遠いベスト10となってしまったが、我がちんこの安寧に大いに貢献してくれたこれらの作品たちに乾杯。その他今回名前を挙げることのできなかった方を含めすべてのエロ漫画家の方々に感謝をささげ、作家活動の前途に幸多からんことをひたすら願う次第である。

来年もまたすばらしきエロ漫画との出会いを心より楽しみにしながら2012年にお別れを。

2 件のコメント:

  1. あけましておめでとうございます。
    旧年中は、書評、購入履歴等毎日拝見しておりました。
    今年もよろしくお願いいたします。
    追1)年末の購入履歴に本山荻舟の名をみてびっくりしました。今では食文化に興味のある余程の暇人しか知らぬ名前と思っておりましたので、大兄の興味の幅の広さに感服いたしました。
    追2)一昨年の硝子体手術に続き、昨年も腫瘍の手術を受けられたとこと、くれぐれもご自愛ください。

    返信削除
  2. >ジロー様
    今年もコメントいただき、ありがとうございます。なんだかんだでダラダラ続けてますけれども、少しでも楽しんでいただけているのなら幸いです。

    本山荻舟、じつは購入後ググったりではじめてちゃんとどういう人となりなのかを知った次第で、汗顔の至りですよ……。ただ、こうしたガストロノミー的な文献は大好きでよく集めてますんで、またなにかの機会に著書が目についたら購入したいと思ってます。

    2013年もあいかわらずちんこだのまんこだのはしたないもの言いをさらしてゆきますが、今後ともよろしくお願いします。

    返信削除