2012-10-21

今晩の味噌煮込みうどん。

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-うぃろう「FAMILY JUICE」ヒット出版社 ISBN:9784894655638
話○ 抜○ 消小 総合○

自分たち家族がセックスにいそしむ小説を父の書斎から発見したヒロインはとまどいを覚えつつも導かれるように弟の身体を求め中編3話+独立短編5本。登場人物の微妙な心の動きをていねいに追いかけながらうたかたの性の狂騒の瞬間を都度切り取ってゆく作者通算2冊めのコミックスだ。
現代エロ漫画の見本市のごとく多種多様な個性が集まった「COMIC阿呍」において、きわ立った物語志向でその存在を主張する人。前単行本でありデビュー作の「シスマン」から一貫するその特異な作風はコアやワニではまず出てこないたぐいの才能だろうが、ヒットですら昨今ストーリー主導型の作家が徐々に居場所をなくしつつあるなか貴重な存在といえよう。
オーソドックスなオタ絵の範疇ながらほのかに影を帯びたその絵柄はさらに洗練され、ことに女の子のキュートさに関しては前作からかなりの進歩を遂げた。ロウ~ミドルティーン主体の女性陣は貧~並と年齢相応の未発達なおっぱいではあるのだが、美味そうに描かれたシルエットや巧みなトーンワークにより実際のサイズ以上の量感があってグッド。個人的にこのくらいの年代の女子がいちばんちんこ勃つというのもあるけれど、思春期迎えたて少女の華奢な胴体とのほかにふくらみはじめたバストとのコントラストが効果的に勃起中枢をドライヴ。
恒例のひとクセあるストーリーテリングはむろん健在で、甘酸っぱい恋愛から凄惨な凌辱まで自由自在に語り倒す。多くの物語においてはヒロインの思春期ゆえの葛藤やら相克やらをヴィヴィッドに描写し、それを和姦であれ強姦であれ性的行為でもって昇華せんと突き進むのが基本パターン。純粋ゆえに暴走する彼女たちが衝動のおもむくまま身体を開き未体験の痛みと快感に身もだえするさまが青くさくもエロっちいのだ。必要以上に語りすぎずにコマの流れや隠喩でもって意図を伝える演出もまた達者でよろしい。
オハナシにじっくり分量を割くぶんエロシーン含有率はパーセンテージが下がるのだけれど、総ページ数は潤沢に確保されているし濡れ場の密度は濃いので飢餓感はない。とりわけぷっくりと未成熟な淫裂のなかをこれまた発展途上の少年シャフトでコツンコツン貫かれる構図を多用した合体シーンは非常に戦闘力が高く、10代男女のしなやかなボディが絡みあうヴィジュアルがたまらなく扇情的だ。成人男子とのファックよりは子供同士エロの方が作画ともマッチしてより興奮できると思う。
熱に浮かされたように諸肌脱いでなけなしの勇気を振り絞りヒロインは男の股間にみずから腰を沈めたぎる怒張をインサート。初めての痛みを堪え忍びながらぎこちなく往復運動を開始するさまがいじらしくも猥褻だ。こみ上げる衝撃がやがて快感に変わりはじめ、少女は未知の感触に身もだえしながら甘やかな嬌声をもらしよがり狂う。呼吸がいっそう荒くなり涙ながらに膣内射精を懇願する彼女の幼い子宮にラストは大量の白濁液を流しこんで2人ともテクニカルノックアウト。
前作同様に本格稼働まで時間がかかるタイプの作劇であり即座にちんこをしごきたい局面には不向きなものの、じっくりと物語に併走しキャラたちの心情にシンクロしながら最後気持ちよくフィニッシュを迎えたときの爽快感は格別だ。従来ヒットで描いていたストーリー主導型作家の多くがやがて一般誌進出を果たしていることから今後の行く末は気になるところだが、願わくばしばらくはエロ漫画界に腰を据えて活動を続けてもらいたいところ。自分的には水着跡クッキリなヒロインの健康的な肢体がたまらん冒頭連作「未来小説」シリーズと、美術部で初々しくもえっちな体験入部「天使の新入部員」で激しくマイサンを使役。

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