2012-10-11

今宵の妄筆ハルシネーション。

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-MAKI「美人マンガ家とふしだらアシスタンツ」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784799203262
話△ 抜○-△ 消小 総合△

人気女性漫画家のもとに新米アシスタントとして奉職した主人公だけどペン先よりもっぱら肉棒を活用しまくり表題作シリーズ7話&描きおろしおまけ4コマ+独立短編2本+ショート漫画1本。努力レスで速攻女体に囲まれ酒池肉林の太平天国がどこまでも拡がる作者最新刊は通算2冊めの単行本だ。
この作家についての予備知識ゼロだった自分はてっきり新人作家と勘違いし初コミックスだと思いこんでこちらを購入したのだけれど、記事書き中にググってみたところ2008年に同社から「悦楽奉仕の少女達」という単行本を上梓していることを知り急遽一部パラグラフを破棄。まっこともの知らずで申しわけございません。とはいえきちんとした形で読むのは実際はじめてゆえ脳みそ白紙状態でレヴュウを実施する。
いきなりおっぱいガールズ3人がお出迎えのキャッチーな表紙絵は非常に平台映えのするナイスな仕上がり。描線やCGの質感は既存作家でいえばヤスイリオスケあたりを想起させる洗練されたオタ絵で、キルタイムというよりはコアやワニあたりで描いていそうな雰囲気だ。これから述べるように中身も既存のKTC物件とは異なるテイストゆえ、この版元にある種の固定観念を抱いている人はいちどそれを捨てた方がいいかも知れない。
収録作品のうち後半に載っている読み切り群はたしかに魔術だの性転換だののキルタイム印なネタなのだけれど、メインコンテンツである連作「美人マンガ家~」シリーズは異世界でもなけりゃ触手もTSもない、エロピンチやソード&マジックとも無縁のないないづくし。これは同社の雑誌で唯一ファンタシー色の皆無な「コミックプリズム」に掲載されたためで、ホットミルクや快楽天とほとんどノリの変わらない作品がズラリと並ぶ同誌発の単行本はしたがってむしろKTCのカラーを嫌う諸氏にこそオススメ。
冒頭連作はそのベタな表題から推測されるとおり、これまでエロ/非エロ問わず星の数ほど出回っている漫画業界ネタ。美人漫画家&アシスタントたちを唯一の男キャラである主人公が食いまくるハーレム展開もまた定石どおりで新鮮味はまるでない。ヒロインも一様に巨乳っ娘であまり差別化要素がないのだけれど、誰ひとり出し惜しみせず積極的にバストをまろび出してくれるのでおっぱい星人にはたまらぬご褒美だ。
エロ漫画家物語となればくり広げられるのは当然のごとく作画資料だのストーリーの参考だのと適当にアーティスティックな理由をつけたのちひたすらファックにいそしむタナボタエロスの殿堂。途中からは美人編集さんも参戦してますます棒姉妹の輪は拡がり、最後はハーレムもののお約束どおり全員集合大乱交でシメ。今作ならではの特色としてはとくに本命的存在のヒロインがおらず恋愛色皆無なのと、ほとんどの場合女子側が主導権を握り射精までリードされっぱなしの受け身Hであることなので、このへんのキーワードにピンときた君はぜひ一読を。
たゆたゆボディをみずから開いてしきりに誘惑を試みる彼女らの媚態にたちまち陥落し、即座に股間にしゃぶりつかれお口でみるみる精液を搾取される。休むいとまもなくこんどはズラリと並び挿入を待ちこがれるいくつもの蜜壷へ再度屹立した欲棒を交互にゴリゴリぶちこみまくり。激しく粘膜をこすり上げられるたびだらしないアヘ顔さらしよがり狂うエロメスどもにたっぷり膣内射精×人数分で豪華絢爛セックスフルコースを締めくくる。
カラー/モノクロ原稿の落差が若干感じられるのと自分としては女性上位テイストがやや強すぎに思え採点をマイナスしたけれど、女の子に振りまわされたいタイプの貴方ならばむしろ採点3割増しで。華やかなヴィジュアルとスムーズなエロ展開により心身が疲れているときでもすぐさま臨戦態勢に入れるすぐれた抜きツールといえよう。登場するヒロインのなかではショートヘア積極攻勢系の効果担当アシ・ユリカさんがもっとも俺的にツボで気持ちよく摩擦運動にはげんだ次第。

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