2012-10-08

本日の3J政策。

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-高崎たけまる「当主な俺と×××な彼女」コアマガジン ISBN:9784864363914
話○ 抜◎-○ 消極小 総合○

一族に代々肉便器として仕える元・座敷童のからっぽな心を埋めるべく主人公奮闘表題作前中後編+独立短編7本。たおやかな笑顔とむやみに艶っぽいボディとを標準装備するヒロインたちが液汁まみれでイキまくる光景がたいそうファンタスティックな作者最新刊はトータル3冊めの単行本だ。
アニメ調のタッチの範疇ではあるもののやたらとパースを効かせたり強烈なディフォルメをほどこしたりで他に類を見ない印象のヴィジュアルを形成するこの作家、しかしながら人体とは思えぬほどにいびつな構造になることもあったキャリア初期のそれと比較すればだいぶ線は落ちついた感じ。メリハリのある肢体描写やツヤツヤのトーンワークなどの特徴的な部分はそのままに上手いこと作画が洗練されたと思う。
前作「快楽ユーフォリア」と同様に収録作品は続きもの1つに残りを読み切り群で構成。これまでずっとゼロエクス-メガミルク系列で描き続けてきた人で、今回もばんがいち執筆の1本を除きそちらが初出となる。メガミルク休刊で今後の去就は不明だけど、パッと目を惹く華やかなタッチはどこへ引っ越しても存在感を発揮するはずだ。
ガチ小学生もの1本を除けばヒロインの年齢層はおおむねハイティーンで、1名いる人外さんもルックス的にはそのへん相当。スラッとした胴体にはそれにふさわしい微乳と不釣り合いなほどの巨乳のどちらでもフィットしてしまう不思議。以前描いていたようなアダルト系のキャラは今回いないけど、この人のキュート寄りの筆致には10代女子の方が似つかわしいので無問題。
年齢レンジはさほどでなくてもキャラメイクはなかなかにワイドで、とりわけちょっと常軌を逸した系の女の子を描かせると抜群。過剰なほどご奉仕にはげんだりすました顔して公開オナニーしてみたり、なにもかも従順に受け入れる娘あればドSの性癖をあからさまにする娘もいたりと多種多様だ。どこか人工的なデザインにふさわしく微妙に非日常っぽい造形の彼女らの突飛な言動に驚かされっぱなし。
そんな女子たちとくり広げる恋愛模様もまた現れ方は一様でなく、おおむね和姦のカテゴリー内のできごととはいえ多くの話ではどこか倒錯ティックな行為がともなう。ヒロインがM属性なら調教風味のプレイになるし、逆に嗜虐志向の彼女なら男子は防戦一方に回るという具合だ。そんなわけでやってることはアブノーマルに偏奇しつつ恋の行方は純愛っぽく締めるのが特徴的で、この微妙な居心地の悪さが高崎たけまるならではの味わいといえよう。
必然的に濡れ場は飛び道具大いにありのハードコアなものとなる。大ぶりの乳首やピンと屹立するクリトリスを執拗に責めたて、まんこもアナルもゴリゴリ使役して最大限の快楽を引き出さんと奮闘するのだ。荒縄だの浣腸だのの各種アイテムを活用してのえげつないファックもときに辞さない。派手な画面エフェクトのアシストもあり2人のまぐわいはむやみやたらと扇情的。
しなやかなボディから着衣をひん剥き、艶めくお肌をあらわにしまろび出た乳房をねちっこく愛撫すれば彼女らたちまち夢心地。全身をビクつかせながら快感の余韻にひたるヒロインを褥に横たえたのちぷっくりまんこの奥深くへズブズブ暴れん棒を挿入だ。たちまちお肌に玉のような汗をにじませながら随喜の涙を流しよがり狂うその光景がなんともいやらしい。四方八方にハートマークをばらまきながらトロトロのイキ顔さらすおにゃのこのいちばん深いところへ最後はたっぷり白くねばつく液体を叩きつけフィニッシュ。
男の娘ネタやS女子ものなど私的嗜好と相容れないものがあり抜き評価を前後させるものの、非常にキャッチーな作画とそれにふさわしいダイナミズム満載のエロシーンとのコンビネイションはたいそう高度な抜きアシスト能力を誇る。当初見受けられた粗っぽさを徐々に修整しつつド迫力Hには拍車がかかってと正常進化した1冊だ。俺的には精液便所からステディな関係へと華麗なステップアップを遂げるタイトルチューンはむろんのこと、引っこみ思案三つ編みっ娘のけなげな献身ぶりがいとおしくもエロっちい「放課後メイクラブ」がことのほかお気に入り。

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