2012-08-08

今季の打撃王。

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-篠塚醸二「初恋モーション」ワニマガジン社 ISBN:9784862692108
話△ 抜◎-○ 消中 総合○

幼いころ結婚の約束をした幼なじみのほかに将来を誓い合った女の子がもう1人現れて前後編&描きおろし後日談+独立短編9本+フルカラーショート2本。ムッチリずっしりビッグバストっ娘がやわこい肢体をフル活用しよがりまくりの超ド級抜き物件は作者初の単行本だ。
非常に訴求力の高いアニメ/エロゲ調の絵柄に石恵ライクな美しいCGワークが加わった作画はえらく目を惹き、実際これまで自分がこの人のお仕事で目にしてきたのは1枚絵のイラストやカラーショートコミックがメイン。だから今回刊行の話を聞いたときはてっきりフルカラーで束の薄いイラスト集的なものが出るのかと思っていたのだけれど、こちらの収録作品を見渡したら意外にも通常漫画を多く手がけていたのだなあと実感。もっとも作者サイトを見るとやはりカラー作品のストックが100ページ以上もたまっているのだそうで。
ともあれまず初出一覧を確認すれば執筆時期は2009-12年とけっこうワイドレンジ。ただ思ったより絵の変遷を感じないのは加筆修正が適宜なされているからなのだろう。強いて言えばそのなかでも初出が早い方の冒頭カラー2本において、キャラの顔立ちや彩色の処理に直近に手がけたであろう表紙やカヴァー下との差異が意識されるくらいか。
美麗きわまりないヴィジュアルの魅力は色が消えて白黒になってもなんら遜色はなく、ディジタル特有のきめ細かなトーンワークで総天然色ものと変わらぬ質感を演出。もっともこの滑らかなテクスチャにふさわしくハイティーン~20代なかばあたりな本作登場女子のルックスもスキのないスーパーモデル系なのかと思えばさにあらず、キュートだけどどこかイモくさい顔立ちには古きよき日本人の香りがする。同様にボディラインもボンキュッボンと完璧ではなく爆乳爆尻につられてお腹も少々出っ張ってて、まるでたびたびダイエットに失敗してはリバウンドしているかのような趣だ。そこが親しみやすさや得も言われぬエロっちさを感じさせる源泉になっているようでヴェリーグッドですよ。
物語のテイストもこのガール・ネクスト・ドア風のヒロイン造形によくマッチしており、おおむね明るく楽しくちょっとアホな和姦ワールドが醸成されている。一部作品で強要ティックなファックや言葉巧みにだまくらかしてエロ突入があったりもするけれど、最終的にはそれらもハッピーエンドで収束するのでさほど抵抗もないはず。展開そのものはわりと定石どおりで特徴的ではないが読後感良好で取っつきはよさそうだ。
むちむちに余ったお肉をブリブリ振りまわしながらのエロシーンはなかなかに淫猥で、全体のシルエットのみならず乳暈やニップルまでも大ぶりのおっぱいを景気よく見せつけてはほどよく脂の乗ったビラビラをおっ広げ魅惑のフトモモで男子をはさみつけながらガツガツまぐわい続ける。女子の巨大なマッスに顔をうずめながらもっちりふにふになお肌の感触を楽しむ作中の男子に感情移入しまくれること必至。
ブラを外す際のたゆんという擬音がリアルに響いてきそうな極上の乳にさっそくむしゃぶりつきつつ少々余りぎみのウエストから濡れそぼつ蜜壷へと指をはわせてゆく。くぱぁと開かれた花弁にピキピキちんこをねじこめばたちまち彼女も目をうるませ呼吸を荒くしてこみ上げる快感に陶酔してゆくのだ。パンパン腰を使い粘膜どうしをハードにこすりあわせるその都度全身をのけぞらせ小刻みにエロワードをばらまくその痴態がやらしいことこのうえない。バストもヒップも太ももも肉体のすべてをダイナミックに揺さぶりながら絶頂を迎える彼女の内へ外へと熱くねばつく飛沫をたっぷりとお見舞いしフィニッシュだ。
膣内射精大好きっ漢の自分的にはいくつかの外出し作品で抜き度が下がりはしたものの、総じてたっぷりボディの魅力を大いに引き出した素晴らしきムチプリ物件。ときおりオサレに走りすぎてエロ漫画としてのプライオリティを忘れがちな作家もいるなか、この人の描くもちっとした女子どものほのかなやぼったさのなかにこそエロスは宿るのだと改めて知ることができるだろう。今回収録のものではトランジスタグラマな彼女と難易度高の超身長差ファックに挑戦し初成功「High&Low」と、奉仕を強いられていた野球部女子マネに告白し改めてラヴラヴHの「大事なものは何ですか?」が最愛でございます。

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