2012-08-17

今夜の最終選考。

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-堀博昭「DEBUT」コアマガジン ISBN:9784864363709
話○ 抜○ 消極小 総合○

精液の匂いで発情してしまうヒロインが同じ体質の持ち主である母に導かれセックス開眼連作2本+ふだんはおっかない女教師が生徒たちの愛撫でとろけまくり本編&恋愛初心者カップルに性の手ほどき続編+アイドルの卵として上京する姉が旅立ちの前に弟と愛を確かめあい本編&華やかなステージの裏で性の玩具としてもてあそばれる彼女の運命は……続編+独立短編4本。ところどころで営まれる性の饗宴を目にしていっそう乱れる女どもがなん本ものちんこに囲まれ絶頂するさまが淫猥きわまりない作者最新刊はトータル19冊めにしてマークつきとしての9th。
今年あたまにクロエ出版より刊行された前作「白昼夢 -肉に堕つ-」からさほど間を置かずにサクサク刊行となったこちらはコアからの第2弾となり、収録作すべての初出は同社の看板雑誌「コミックメガストア」となっている。ガチ成年誌からコンビニ媒体まで複数のクライアントを股にかけ週刊連載作家並みのペースで作品を量産しているだけにまー単行本にまとまるのが早いこと。
非常にめずらしい横向きレイアウトで(といってもコアは以前に春風道人のコミックスでもこれをやってたな)おっぱいまる出しのおにゃのこがズラリと並ぶ表紙はなかなかにインパクト大。端整な一般青年誌調の絵柄はヲタのみならずパンピーでも取っつきやすいスグレモノだ。以前は妙にカクカクした輪郭がどことなく江川達也っぽく感じて苦手だったのだけれど、最近はほどよくアクが抜けて女の子が素直にキュートに思える。
どちらかというと年齢高めのヒロインを得意とする人で、当然のごとく女教師やら母親やらとアダルト方面は変わらぬ充実ぶり、ただコンビニ誌みたくガチガチの年齢縛りがないおかげか今回は下方向にも目配りがなされていてミドル~ハイティーンも美味しくいただける。とはいえお歳に関係なくみなさん胸は大ぶりであり、作中で貧乳扱いの娘ですら明らかに標準以上のモノを備えているのでつるぺたスキーは回れ右推奨。
お話の方は前半明るめに進行しながらどんどん世界がド真っ暗になっていった「「白昼夢 -肉に堕つ-」と、全編バカギャグづくしの前々単行本「迎撃商店街」のちょうど中間あたりな印象。もとよりシリアスもコメディも両方難なくこなせる作家だけにキャラ立てからストーリー展開、オチのつけ方に至るまでじつにウェルメイドだ。ときおり暴走ぎみになる長編とは違い本作品集のような読み切りメインだとコントロールが適切に効く感じ。
帯のコピーに「全編乱交」とあるとおり、和姦でも凌辱でも多人数ファックを行うのが本作のウリ。ただその形態は一様ではなくて、複数の男女が入り乱れる狭義の乱交にはじまりそのヴァリアントとしての1対多/多対1、母娘丼に姉妹丼などいわゆる竿共有系、さらに複数カップルが1on1でパラレルに性交するパターンなど思いつきそうなものをほぼ網羅。お話の進展によってはさらに複数の様式が組みあわされることもあり、数多くの肉体がまぐわう光景に興奮する貴方ならマストバイだ。
プリプリボディをゴリゴリ酷使するエロシーンは非常に高い戦闘力を誇り、ちんことまんこのランデブーを詳細断面図つきで散りばめてみたりだらしない白目剥きアヘ顔をフィーチャーしたりと昨今のトレンドをぬかりなく導入。とりわけえげつなくお口を変形させるヴァキュームフェラやマシンガンのように連射されるヒロインの淫語乱舞やらがダイレクトに読者の脳裡をハードヒット。
ピンと屹立した乳首を指や舌先でいじめまくりながら濡れそぼつ下腹部へたぎるシャフトをあてがってさっそく往復運動開始。粘膜どうしの真剣勝負にふだんの凛とした表情をあっさり崩壊させほおを紅潮させながら甲高いよがり声を四方八方にばらまくヒロインの痴態がじつに扇情的だ。多数のちんこを手や舌先で射精に導きながら前後の穴にペニスをねじこまれ法悦の態でファイナルアクメを迎えんとする彼女の淫乱まんこへ洪水のごとき白く熱いスペルマの奔流をドピュドピュ流しこみ女体征服完了。
ストーリーは明暗ワイドレンジゆえ和姦/強姦いずれかしか読みたくない人には不向きであるものの、イチャラヴだろうと強要だろうとパワフルな抜き心地は等しく良好のよいお仕事。個人的にはせっかくレイティングの呪縛から逃れられるのだからもっとJCやらJKやらの痴態を堪能したいのだけれど総体的には満足だ。俺的には単行本中もっとも若年であろう短髪スパッツ美乳ボクっ娘・花梨たんがストライクゾーンど真ん中な「とらぶるあくとらくと」と、前半部の姉弟ラヴラヴムードから一転して後半はダーク指数100%の集団凌辱系と化したのち衝撃の結末を迎える巻末連作「Will×2」/「君だけが愛しくて」がフェイヴァリット。

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