2012-08-30

本日のイノセント・チャーム。

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-ディープバレー「ディープ淫パクト」三和出版 ISBN:9784883564774
話○ 抜◎-○ 消極小 総合○

エロ漫画家アシスタントのJKさんを適当に言いくるめガチファック本編&フルカラーショート+短編10本。巨大な双丘と豊満ヒップをお持ちのドスケベガールズがお口も性器もハードに使役しながら大量の擬音と淫語にまみれつつ絶頂しまくりのおそろしくユースフルな抜き物件たるこちらは作者商業初単行本だ。
この作家の現在のホームグラウンドである「コミックマショウ」はふだん読みつけていないので、いままでこの人の作品はときどきの店頭見本チェックかさもなければ雑誌レヴュウサイトでの紹介くらいでしか知識の蓄積がない。しかしながらひと目でそれとわかる特異なネームの魔力はそんな短時間の接触でも充分に伝わってきていたので、今回のコミックス刊行を待ちこがれていたところ。
どちらかというと古典的な絵柄の執筆陣がそろった同誌にあっては比較的いま風のタッチで、最新型とは言いがたいとはいえ親しみやすさとキュートさがほどよくバランスした好感度の高いヴィジュアルだ。クセはけっこう強い部類ながらどこか日本人離れした明るくカラッとした雰囲気の描線はお話造りにもプラスファクターとして作用していると思う。
年のころミドル~ハイティーンあたりが主体の女性陣は(一部年増勢もおりますが)、みなさん表紙絵の印象を裏切らないLLLサイズのお肉増量たっぷりボディを標準装備。お顔を凌駕する勢いのバストや安産間違いなしのデカケツは当然のこと、他の部位に比べれば細いとはいえ腰回りでさえ景気よく肉が乗っかったボンレスハムのようなムチムチ感がウリだ。
グラマラス系で統一ならどの作品でもヒロインは似たり寄ったりだろうとお思いだろうがさにあらず、非常にワイドレンジなキャラメイクもまたディープバレー作品の魅力の一端。三つ編みっ娘にガングロ系、ぽっちゃりに筋肉女子と外見で差別化が図られているのはもちろんだが、おっとりさんにギャル系、お嬢さまから素直クールと内面描写もまた多彩に描き分けられていて類似品が誰ひとりいないのが素晴らしい。強いて言えばオサレな孤高系はいないけれども、この作家のちょっとだけやぼったい絵柄にはあえて必要とされていない属性だろう。
そんな彼女らが乗っかるのはハイパーテンションな言語芸のうずまくアップ系薬物投与風味の物語世界。女子サイドから積極攻勢を仕掛けたり男子側から搦め手で迫ったりとアプローチはいろいろあるけれど、いずれもいざ濡れ場に突入すればコマ全部をすきまなく埋めつくすテクストの奔流が画面全体を支配する。このエロシーンにおける圧倒的な熱量とは対照的に感情/情緒の掘り下げはあえて行わずにクールに処理するあたりがこの人の味で、一部に強要エロやらだまし的要素やらを備えていてもトータルでの読後感が軽やかなのはひとえにドメスティックで前近代的な情念がスッパリと切り離されているおかげ。痴情のもつれを逐一ネチネチとつづるタイプのストーリー展開がお好みの方には不向きだが、個人的にはこういう快楽至上主義的なありようの方が断然好み。
たわわというにはマッシヴすぎるド迫力ボディを振りまわしながらのセックスはなんとも豪華絢爛で、ヒロインがプルンと巨大な2つのふくらみをまろび出したかと思えばおもむろに男子の股間にしゃぶりつき速攻でヴァキュームフェラを開始するのだからたまりません。血管バキバキの陰茎をひょっとこフェイスでゴリゴリ舐めつくす光景を口内断面つきで詳細中継し、さんざん先走り汁をしぼり取られたのちおもむろに下腹部をオープンセサミしていよいよ暴れん棒をインサート。ぶっといのをねじこまれてたちまちだらしないアクメ顔さらし日本語にならないエロワードの数々をヒロインが乱射すれば、それを受けて野郎どもも負けじと古舘伊知郎ティックな実況ワードをラップするという豊饒な言語空間が出現する。男女とも気持ちよくちんこまんこを摩擦しあいアホヅラさらしながらますます淫語祭/擬音祭は盛況を迎え、シメは卵巣の最深部まで届こうかと勢いの特濃ザーメンを大量に叩きつけて種つけ任務コンプリート。
個人的には女子のアヘ顔にいささかやりすぎ感を覚えはするものの、フリーキーな肢体描写やそれでいて妙にほのぼのした明るく楽しいまぐわいの数々を目にして心もちんこもほっこり。いい意味で大味感あふれる作画/作劇は最大の武器であり、今後洗練されるとしても変に小さくまとまらず当初のテイストを保ってもらいたいものだ。今回収録のものでは三つ編みソバカス地味フェイスなのにボディは爆乳爆尻なヒロインが男子教師の口車に乗り思慕する男子との関係進展前に種つけまでされちゃう「田中さん。」と、無表情ショートヘア単刀直入女子が探究心豊かにヴァージン喪失の「素COOLガール」でとくに我が砲身を灼けつくほどに酷使しましたです。

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