話△ 抜◎-○ 消小 総合○
仲よしJK3人組それぞれの性的遍歴連作シリーズ全7本。あどけない少女たちがふとしたきっかけから倒錯したセックスの魅力にハマり戻れなくなるまでの一部始終をじっくりねっとり特濃ファックとともにトレースの作者最新刊は通算8冊めにしてこの版元からの第3弾だ。
ジーウォークより刊行の前作「エローワーク」からほぼ1年ぶり、コアでのひとつ前のコミックス「家族でイこうよ!」のリリースからだと2年半の歳月を経てお目見え。もっとも本来ならもう少し早く単行本化の運びになっていたはずのもので、去年の段階で取次の発売予定表にタイトル未定で載っかっていたのを見た記憶が。ともあれ遅延はあったにせよお蔵入りせず無事世に送り出されてまずは善哉。
今回収録の作品群はメイン格のヒロイン3人をめぐるファッキンストーリーであるのだが、一般的な連載形式ではなくて各回1本ずつを単独で切り出すことのできる、いわゆる短編連作のスタイルを採る。執筆時期は2009-12年と比較的バラけているものの、巻末収録の今年度作品以外はさほど絵柄に差異はない。その1本だけは連作ヒロインズではない女の子が主役を張っていて番外編的色合いが濃く、おそらくコミックス発売の宣伝を兼ねた顔見世興行なのだろう。こういうのはよくヒット出版がやるけれどコアマガではわりとレアケースではないだろうか。
舞台を女子校に据えたことで必然的に女の子は10代固定となり、勤労女子シバリの結果ほとんどが18歳以上となっていた「エローワーク」との最大の相違点。ただ個人的にはこの作家の描く巨乳JS/JCが大好物なので、できればもう少し年齢を下方向に振ってくれたらよりうれしかったけれど。それはともかく3人組は清楚巨乳/活発爆乳/ツンデレ貧乳とそれぞれ造形を違えており多彩なニーズにお応えする。
そんな彼女らが遭遇するちょっとアブノーマルな初えっちが結果的に各人の性癖を固定することになり、中盤以降は少女の顔をかなぐり捨てて立派なド変態へと一直線に邁進する3人それぞれの群像劇へシフト。お互いの変態趣味をのぞき見したりH現場に乱入したりをくり返したのち最後はお約束の全員集合大乱交だ。ほぼすべてのプレイが強要/調教系でシチュにも恋愛色は皆無と絵ヅラはまごうかたなき凌辱もののソレなのだが、女子どもはとまどいつつも目の前の状況を受け入れやがて積極的に行為に没入するので物語のトーンとしてはまったくの和姦テイスト。ラヴラヴだろうとレイプだろうとエロきゃいいやの雑食派たる自分はなんら受容に問題ないけれど、和姦/凌辱どちらかの属性に嗜好を特化している人にはややハードルが高いかも。
すみやかに導入部を終え突入のエロシーンは密度もインパクトも大で、女の子を派手にアヘらせ擬音と粘液を四方八方に散らかすヴィジュアルはまことにド迫力。全身をのけぞらせながら視線も虚ろに白痴のごとく珍奇な淫語をばらまくダイナミックな痴態が脳みそにグサグサ突き刺さってくるさまは壮観だ。よだれダラダラたれ流しながら奇声を発し絶頂に達する彼女らの法悦の表情はじつに気持ちよさそうでなんだか見ているこっちまで幸せになりそうですよ!
公園やら路地裏やらで人目もはばからずしなやかな肢体をさらけ出し挿入をおねだりするヒロインの望みどおり屹立する男根をフェードインさせれば彼女らたちまち随喜の涙を流し目を回してよがりまくり。粘膜も破れんばかりの勢いで性器を貫かれるたびハートマークを無制限に絨毯爆撃だ。なん本ものちんこを全部の穴で受けとめながら日本語にならない咆吼を発し続けるエロメスにはご褒美として男子一同たっぷりとザーメンをお見舞いしたその刹那、仲よし3人そろってファイナルアクメ。
最終盤で投入してきた女教師はもっとセックスにからめられたんじゃないかとか男子サイドの汚ッサン率が高すぎやしないかとか気になる点もあるのだけれど、とにかく有無を言わさぬパワープレイの奔流に身をひたしているうちにそんなのはどうでもよくなってくるストロングエロスの金字塔。個人的にはヒロイン3人のチンピク度の差により抜き評価に幅が出たが、どのページからめくっても即実戦に移れる実用性の高さは折り紙つきだ。女の子のなかでは長身スパッツ匂いフェチ元気っ娘・秋良ちゃんがマイ経絡秘孔直撃でいちばんちんこを活用させてもらいましたです。
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