2012-06-22

今夜のミストトラップ。

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-あきやまけんた「堕落園」ヒット出版社 ISBN:9784894655591
話△ 抜○ 消極小 総合△

妖魔退治に活躍する少女らが次々と受難に遭い肉体を汚されて連作シリーズ4本+前単行本表題作長編番外編&宣伝漫画各1本+独立短編3本。狡猾な罠に堕ち自由を奪われながらもいつしか快楽のとりことなりだらしないアヘ顔さらしてイキまくる淫乱女子てんこ盛りでお送りする作者最新刊は通算9冊めのコミックスだ。
この作家のデビュー作から欠かすことなく新作を購入してきた俺だけど、去年刊行のまるごと1冊長尺もの「えろぐん」は雑誌掲載時からどうもピンと来ず初めてスルー。とはいえもとよりその恐ろしいほどの実用性には高い信頼を置いているので今回は順当にレジへ。当ブログでは前々単行本にあたる「楽園☆遊戯」以来2年ぶりのレヴュウとなる。
きわ立って個性的ではないもののオーソドックスなアニメ絵で問答無用のガチンコファックをくり広げるというその作風はたいそう間口が広く、またロリっ娘から熟女までどんな年齢の女子もそれらしく描ける器用さも持ちあわせる万能型の作家。ただ近年は顔立ちがずいぶん大人びて頭身も上がったので、この作家の年少系ヒロインを好んで摂取してきた人にはいささかつらいかもしれない。
収録作中のメインコンテンツである短編連作「妖魔ハンター」および読み切り群のいずれもヒロインはハイティーン主体に一部大人系を混入。もっとも前述のとおりタッチがずいぶんアダルト志向になったので女子どもみなやたらと妖艶な色気を振りまいていて、肌を合わせた瞬間にもう1発抜かれそうなフェロモンをダダ漏れさせている。副作用として一部存在するミドルティーン級の女の子があんまり初々しく見えなくなってしまっているが、ブリブリ揺れる巨乳やら景気よくおっ広げられるパイマンまんこやらをドアップで脳裡に叩きこまれているうちにそんなのは気にならなくなることだろう。
ストーリーはほぼあってなきがごとしで、必要最小限の導入部をそそくさとすませたのち速攻性器どうしの天下一武道会へとなだれこむたいそうユースフルな構成。甘々和姦からガチ凌辱まで手がける人だが今回は基本的に後者寄りのオハナシで占められ、敵に捕らわれ強姦調教フルコースだったりたいして愛してもいない男にちんこパワーで征服され肉奴隷化とかわりとひどいネタがそろう。そんななか前単行本関連の2本のみ能天気なノリなので、読んでる途中に荒んだ気分を中和したい場合はこちらを開くとよろしい。
すみやかに着衣を脱ぎ捨てて裸身をさらすヒロインのお口へたぎる怒張を差し出すとすかさず彼女らもひょっとこフェラでご奉仕だ。やらしく歪んだお顔にまずは先走り汁をぶっかけてからおもむろに熱い蜜壷へシャフトを突き入れる。すぐさま快感に身をよじらせ呼吸を荒くしてよがり狂う光景がなんとも淫猥でたまらない。前の穴だけでは飽き足らず菊門にも張り型やらイボイボやらをぶちこまれてすっかり法悦の態だ。お仕置きとして白目剥きながら下品に淫語をたれ流す牝犬どもの最深部めがけて大量のザーメンをぶちまけ着床を確実にする。
いつもどおりの優秀な抜きツールでありどのページからでもすぐさま臨戦態勢に突入できるスグレモノ。ただ個人的には急に目立つようになったアヘ顔描写や淫乱方向に振りすぎてキュートさが薄れてしまったキャラデザインなど私的嗜好から少しずつ外れてきた感じ。要らぬ萌えアピールよりセクシー路線の方がアキバなど特殊な市場以外では強いだろうからこの変化は商売として正しいアプローチだとは思うのだけれど、あきやまけんたの描く愛らしいロウティーンが好きだった自分は今後もデフォ買いを続けるか否かの岐路に立ったかもしれんなあ。

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